もしもは8月22日、ネットショップ運営者向けのドロップシッピングサービス「TopSeller(トップセラー)」の提供を開始した。
ドロップシッピングとは、事業者が商品の仕入れや発送、決済システムなどを手掛け、ユーザーがウェブサイトを構築。在庫を持たずに自身で価格を設定して商品を販売するという仕組み。事業者からの卸値と設定する価格の差額がユーザーの売上になる。またユーザーが在庫を持つ必要がないという特徴がある。
これまでもしもが提供してきた「もしもドロップシッピング」は、独自のショッピングカートシステムを利用するため、他のショッピングカートシステムを利用するECサイトやネットショップサービスでは、商品の併売がシステム的に不可能だった。
だが、商品点数を増やすことで検索エンジンからの流入を高めたいといった要望や、商品選択肢を広げることで購入機会を増やしたいといった既存のネットショップオーナーの要望が高まりつつある。実際米国では、さまざまなショッピングカートやECモールで利用できるドロップシッピングサービスが主流になっているのだという。「米国ではBtoBtoCモデルのドロップシッピングが主流だが、今まで我々はBtoCtoCのドロップシッピングのみを手掛けてきた。この範囲を拡大する」(もしも代表取締役社長の実籐裕史氏)
今回提供の始まったTopSellerは、もしも独自のショッピングカートシステム以外でもドロップシッピングサービスを利用できるというもの。当初対応するのは、GMOメイクショップの「MakeShop」と楽天の「楽天市場」。ショップオーナーが独自に取り扱う商品と同様に、ドロップシッピングの商品を掲載できるようになる。
商品点数はもしもドロップシッピングで取り扱う30万商品のうち14万点。今後は1年以内に30万点まで商品数を拡大する。また、ショッピングカート、ショッピングモールとの連携を進め、2013年中にも100店舗への導入を目指す。
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