カプコンは7月24日、7月25日に発売するニンテンドー3DS用ソフト「逆転裁判5」の完成披露会を開催した。
本作は、同社が展開している法廷バトルゲーム「逆転」シリーズの最新作。「逆転裁判」としてのナンバリング新作は約6年ぶりとなっている。8年ぶりの弁護に挑む成歩堂龍一を主人公に据え、法廷などの表現を、これまでの2Dグラフィックから3Dグラフィックに一新するなど、ダイナミックな演出により物語が進行する。
本作について開発スタッフであるカプコンの山崎剛シナリオディレクターは、内容や演出についてスピード感があることを意識し、アニメーションやシナリオのテンポも重視したという。「もともと逆転裁判のファンでカプコンに入社しました。好きなシリーズだからこそ、どのようにして『5』を作るか悩んだときもあったのですが、クリエイターとしての積み重ねをすべて出し切って制作しましたし、スタッフ一丸となって全力を注ぎ、期待を裏切らない作品となっています」とコメント。
同じくカプコンの江城元秀プロデューサーは「ハードも3DSになったことにより、遊びやすくプレイしやすいように、推理小説を読んでいるかのようにスムーズにプレイできるゲーム」と、初めてこのシリーズをプレイするユーザーも楽しめることをアピールし、「2年前の逆転裁判10周年記念イベントで制作決定の発表をしたときの歓声が頭に残っていて、この期待を絶対に裏切らないと心に決めました。死ぬ気で作らないとファンのみなさんが納得できるものにならないと思い、スタッフにも無茶を強いてしまいましたが全力で応えてくれて、シリーズの最新作として自信を持ってお届けできる内容になってます」と、本作にかける強い意気込みを語った。
発売後の展開としては、まずダウンロードコンテンツの配信が決定。ゲーム本編とは異なる「Quiz逆転推理」というコンテンツを配信する。クイズクンなる謎の人物から出題される推理クイズに解答することにより物語が進行する。8月1日から前編、中編、後編を毎週配信予定で価格は150円。
また「逆転の帰還」と題した特別編シナリオも配信する。水族館を舞台に、事件の殺人容疑をかけられたシャチの弁護に挑むという内容。配信日と価格は未定。
コラボレーションやキャンペーン企画も多数展開。カラオケパセラとNTTコミュニケーションのパーソナルクラウドサービス「マイポケット」とのコラボによる「ミステリークイズキャンペーン~逆転からの挑戦状~」では推理クイズに挑む形となるが、隠されたスマートデバイス端末にヒントとなる映像や写真が用意されているという。このほか京急電鉄とのコラボによるミステリーラリーやボイスドラマの配信、各種グッズ展開を予定している。
また完成披露会には八代英輝弁護士も登場。これまでのシリーズや本作の体験版などをプレイしていたことを明かし、実際の法廷での場面や事例を織り交ぜながらデモプレイを行った。
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