「SoundGecko」は、英文サイトの内容を音声に変換し、耳で聴くことができるオンラインサービスだ。iOS/Android用のアプリも用意されており、変換された音声をさまざまな環境で聴けるので、英語学習におけるリスニング力の向上にもうってつけだ。
使い方は簡単で、読み上げさせたい英文ページのURLをトップページのフォームに入力して「Listen to article now」ボタンをクリックするだけ。変換が行われ、画面上にプレーヤーが表示されて自動再生が始まる。変換時間はテキスト量によっても異なるが、ニュースサイトのURLを入力した場合、十数秒程度で再生が始まったので、長時間待たされるという感覚はない。
また無料の会員登録をすると、ブラウザ上での再生に加えて、MP3データがダウンロード可能になるので、活用の幅がぐんと広がる。無料版では単語数が4000個まで、1日あたり30ページまでという制限があるが、有料のPro版を契約するとこれらの条件が大幅に緩和される(1日あたりのページ数制限なし、単語は3万個まで)ほか、PDFをアップロードして音声データに変換したり、音声を複数の種類から選べる機能も使えるようになる。
実際に使った限りではネックになるのが単語数の制限で、ページ本文の単語数は上限の4000個に収まっているにもかかわらず、読者コメントの量が多くハングアップしてしまうことがあった。ページの本文エリアは自動検出が働くようだが、こうしたケースもあるので、長時間反応がなければあきらめるしかない。このあたり、変換開始前にチェックするか、あるいは進捗を表示してほしいと感じた。
変換した音声データをスマホで聴くためのiOS/Android用のアプリも用意されており、こちらはワンタッチで10秒プレイバックできるボタンを備えるなど、現在はこちらが主軸になってきているようだ。英語のウェブページを英語学習に活用する場合、その多くはリーディングだが、本サービスを使えばリスニングにも効率的に活用できるので、英語学習をしている人は活用してみてはいかがだろう。
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