8年前に設立され、長い間忘れられていたソーシャルネットワークのBeboが、またしても瀕死の状態を免れた。同社は2008年、AOLに8億5000万ドルで買収されている。
買収前のBeboの共同創設者であるMichael Birch氏は米国時間7月1日、Beboを保有するCriterion Capital Partners(CCP)から100万ドルで同社を買い取ったことと、同サイトの立て直しを計画していることをツイートで明らかにした。AOLは3年前にBeboをCCPに売却しており、金額は1000万ドル未満と報じられていた。
Beboはこれまで、Facebookのように10億人を上回るユーザーを獲得したことはないが、それでもソーシャルネットワーク時代の到来に重要な役割を果たした。Beboは2006年、英国で最も人気のあるサイトの6位を獲得しており、当時は若者にMySpaceよりもクールなソーシャルサイトのように思われていた。MySpaceも、そのとき既にNews Corpに売却されていた。BeboはAOLに売却される頃までに4000万人のユーザーを集めており、ユーザー数でみると米国ではMySpaceとFacebookに続いていた。
全盛期を迎えて以降、Beboは少なくとも2回は消滅の危機にさらされている。AOLは大型買収からわずか2年後、Beboの売却先が見つからない場合には同サイトを閉鎖しようとしていた。2012年、サイトのダウンタイムが長引いたことをBirch氏でさえもサイトの閉鎖だと誤解した際には、CCPの傘下で状況がかなり厳しくなったように見えた。
We just bought Bebo back for $1m. Can we actually re-invent it? Who knows, but it will be fun trying...
— Michael Birch (@mickbirch) July 1, 2013
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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