元米大統領のGeorge W. Bush氏は自らの大統領在任中に導入された監視手段について、テロと戦う上で必要なものだと擁護した。
米国時間7月1日に公開されたCNNとのインタビューで、Bush氏はセキュリティ強化とプライバシー懸念との折り合いに関して、バランスが必要だったと主張した。
Bush氏は、「私はバランスが必要だと思う。そして、Barack Obama大統領が説明したように、適切なバランスが存在する」と述べた。Bush氏は米国家安全保障局(NSA)の「PRISM」スパイプログラムの監視活動の発覚に具体的に言及し、「私は米国を守るためにプログラムを導入した。確信していたことの1つは、市民の自由が保証されるということだった」と述べた。
Bush氏は、同スパイプログラムに関連する多くの文書をリークしたNSA元契約職員のEdward Snowden氏が米国の国家の安全を損なったのかどうかについても、躊躇なくコメントした。
Snowden氏は売国奴だと思うかという質問を受けたBush氏は、「私は、彼が米国に損害を与えたと認識している。Obama政権はそれに対処するだろう。Snowden氏は米国の安全を損なったと私は考える」と述べた。
歴史における自身の位置づけについて、より広範な質問を受けたBush氏は、「最終的に、私が下した決断の数々は歴史の裁きを受けるだろう。客観的な歴史家たちが現れるまでには時間がかかるので、その裁きが下されるとき、私はもうこの世にいないだろう。したがって、私はそれについては非常に気が楽だ。私は自分がやるべきことをやった。自分がどういう意図でそれをやったかは分かっている」と付け加えた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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