スマートフォンのデータ通信が高速化し、インターネットサービスの利便性は大幅に高まっているが、その一方で価格が高騰し、不便になっているのが音声通話。現在携帯電話各社の主流の料金プランを見てみると、他社への音声通話は30秒当たり21円でほぼ横並び。自社回線同士の通話は無料になるなど何らかの割引サービスが適用できる場合はあるものの、かつて主流だった無料通話分もなくなりつつあり、頻繁に音声通話を利用する人は不遇な思いをしていることだろう。
そこで、スマートフォンでも頻繁に、あらゆる所に電話をかけたいという人にお勧めなのが「050 plus」だ。これはスマートフォン上で、基本料月額315円で利用できるIP電話サービス。LINEなどの無料通話・メッセージアプリとは異なり、サービス利用者同士だけでなく、固定電話や携帯電話にも発信できるのが大きな特徴となっている。
インターネット回線を利用したIP電話だけあって、料金もお得だ。050 plus同士の通話が無料なのはもちろん、提携している固定電話向けのIP電話サービスへかけた場合も無料だ。それ以外の電話にかけた場合でも、固定電話への通話は3分当たり8.4円、携帯電話への通話は1分当たり16.8円で済むため、携帯電話の通常の通話料金と比べれば大幅に安くなる。もちろん海外から050 plus経由で電話をかけた場合も、国内と同じ料金が適用されるので、海外滞在時に利用するとかなりお得になるだろう。
さらに050 plusは「050」から始まる番号を持つことができ、発信だけでなく着信も可能となっている。最近は固定電話を契約していない人も多いことから、2つの電話番号を使い分けて活用するという手もあるだろう。アプリが起動していない時はもちろん着信ができなくなるが、その場合は着信があった旨をメールで伝えてくれる仕組みも用意されているので安心だ。
050 plusはIP電話サービスであることから、安定した通話品質が保てるかという点に不安を抱く人もいるかもしれない。だが最近はLTEなどの高速回線が利用できるエリアが広がっているほか、スマートフォンで利用しやすいWi-Fiスポットの数も増えている。ある程度環境を選んで利用すれば、不満を抱くことは少ないはずだ。
携帯電話事業者の通話を頻繁に利用する人にとって、050 plusは強い味方となってくれるだろう。
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