3つの変革は「絶対に通らないといけないプロセス」--ミクシィ新社長の朝倉氏 - (page 2)

岩本有平 (編集部)2013年05月15日 20時45分
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 具体的に公表できることはまだありません。ですが、興味を持っていただける会社は多くあります。我々は「オンラインの会社ではないし」と考えていたところで門戸を閉じていたところがあるのですが、これからはミクシィが持つユーザー層と掛け合わせて大きく成長できるそうな分野はやっていきたいと考えています。

--CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)の場合、実業とのシナジーを意識すると思います。御社はやはり「mixiの会員を抱えている」ということが強みですか。

 そこが一番シナジーを出しやすいでしょう。ですが同時にミクシィの技術力はすごいものがあります。今までオンラインで事業をやりたかったがスキルセットがなかった、といったところに対してもバリューを提供できると考えています。

--決算説明会で発表した3つの変革の中に「アントレプレナーの輩出」という内容がありました。もう少し詳しく教えて下さい。DeployGateの井上氏(井上恭輔氏。ミクシィ入社後、シリコンバレーのスタートアップに出向し、その後DeployGateを開発した)のような経験を積ませるということでしょうか。

 (新規事業開発部門の)イノベーションセンターとしてはそうですね。それ以外にもmixiではユニット制(のプロダクトオーナー)がありますし、mixiの資産を外に持っていく事業でも、社内の人材を抜てきできます。そして投資先にも、経営の火事場に人材を放り込むといったことをしていきます。

 やはりこういったことは座学では学べません。「キャッシュが尽きそう」と眠れないような経験を一度作らないと一皮むけないものです。そういう場を強制的に作っていきます。ですがスタートアップは生きるか死ぬかというリスクを負うわけではありません。私がスタッフであれば、こんないい経験はないのではないかと考えます。

--1年前の身売り騒動についてあらためて教えて下さい。

 寝耳に水で、何でそういう話になったか分からないので何とも言いかねます。ひょっとしたら、社外に対するコミュニケーションで脇が甘かったところがあるのかも知れません。

 ですが決してそういう(身売りするという)ことはありません。笠原が代表を外れるからといって株式を手放すことはありませんし、それどころか会長として一緒にビジネスをやっていこうと言っています。

 私が言うのも何ですが、笠原はゼロからイチを作る人です。ここに関しては天性の嗅覚を持っていますので、もっともっと面白いものを作るところに専念しましょうよ、ということです。経営というのは1つの役割ですので、そこは我々がやりますということです。

--では身売りはないということですね。

 ないです(笑)

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