総合情報サイト「All About」を運営するオールアバウトとジャパンパートナーシップは5月10日、多言語による日本旅行コンテンツの拡充を目的に業務提携し、ジャパンパートナーシップが提供する外国人向けの日本旅行情報サイト「JapanTourist」を共同で運営することを発表した。
ジャパンパートナーシップは、日本在住の外国人向けにフリーペーパー「メトロポリスマガジン」を発行しており、東日本大震災後の訪日外国人を呼び戻すことを目的に、2011年11月から日本旅行情報を英語で発信するJapanTouristを運営している。現在は、英語が母国語の在日外国人や日本通の外国人など約1000人のライターと、“リージョナルパートナー”と呼ばれる33人の編集責任者が、日本全国の情報を発信している。
一方、オールアバウトでは、中国国内向け総合情報サイト「阿邦.com」や中国旅行サイト「Ctrip携程旅行网」などと提携し、All Aboutの専門家(ガイド)や日本在住の中国人ライターのネットワークを活用して、中国人向けに日本の魅力を伝える記事を提供している。
両社は今回の提携を通じて、JapanTourist内に従来の英語と日本語に加えて、簡体字と繁体字による記事を掲載。また、共同のタイアップ広告の展開や、地方自治体などのSNSアカウントの設計・運営サポートなども行う。今後は6月に韓国語に対応し、タイ語やイスラム圏など、東南アジアを中心とした多言語対応を進めていくとしている。
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