Twitter、ハッキング多発でメディア各社に注意喚起

Zack Whittaker (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高森郁哉 (ガリレオ)2013年05月01日 11時05分

 マイクロブログサービスのTwitterは、多くの有名なアカウントがここ最近ハッカー攻撃の被害に遭ったことを把握しているが、責任の多くをアカウント所有者自身に負わせようとしている。

 Twitterは米国時間4月29日、こうした脅威について(まだ把握していないか、あるいは少なくとも一部しか報道していない)大手メディア各社にメモを送付し、その中でこれらの「攻撃は今後も続くだろう」との見解を示した(Buzzfeedがこのメモの全文を掲載している)。

 Twitterはこれらの「事件」について、「各社の電子メールを標的にしたスピアフィッシング攻撃」のようであり、正当なメールに見せかけたもので、多くの場合アカウントの所有者に直接送信されることを認めた。

 メモではまた、「マルウェア感染の可能性を抑えるため、こうした(Twitter専用の)コンピュータでメールを読んだりウェブを閲覧したりしない」よう求めるとともに、人的ミスを防ぐためアカウントへの「アクセス権を持つ人の数を最小限に抑える」よう呼びかけている。

 Twitterはさらに2要素認証にも取り組んでいる。これは、ログインに2段階の方法を利用することでユーザーが自分のアカウントを強化できるシステムだ。Twitterはこの件について現在のところ沈黙しているが、最近の成功したハッキング攻撃への対応だとみられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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