マイクロブログサービスのTwitterは、多くの有名なアカウントがここ最近ハッカー攻撃の被害に遭ったことを把握しているが、責任の多くをアカウント所有者自身に負わせようとしている。
Twitterは米国時間4月29日、こうした脅威について(まだ把握していないか、あるいは少なくとも一部しか報道していない)大手メディア各社にメモを送付し、その中でこれらの「攻撃は今後も続くだろう」との見解を示した(Buzzfeedがこのメモの全文を掲載している)。
Twitterはこれらの「事件」について、「各社の電子メールを標的にしたスピアフィッシング攻撃」のようであり、正当なメールに見せかけたもので、多くの場合アカウントの所有者に直接送信されることを認めた。
メモではまた、「マルウェア感染の可能性を抑えるため、こうした(Twitter専用の)コンピュータでメールを読んだりウェブを閲覧したりしない」よう求めるとともに、人的ミスを防ぐためアカウントへの「アクセス権を持つ人の数を最小限に抑える」よう呼びかけている。
Twitterはさらに2要素認証にも取り組んでいる。これは、ログインに2段階の方法を利用することでユーザーが自分のアカウントを強化できるシステムだ。Twitterはこの件について現在のところ沈黙しているが、最近の成功したハッキング攻撃への対応だとみられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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