「Instapaper」の開発者であるMarco Arment氏が同サービスの過半数株式をニューヨークに拠点を置くBetaworksに売却した。Arment氏が米国時間4月25日、自身のブログで発表した。
Instapaperは、ユーザーがコンテンツを保存して後で閲覧できるようにするブックマークツールだ。Arment氏によると、同サービスは、同氏が1人で管理するのが不可能なほど大規模になっていたという。
「私はほぼすべてのことを1人でやっていた。最初の数年は、それで上手く行っていた。しかし、この1年間、私はそれを維持するのに非常に苦労してきた。現在のInstapaperは、私が2008年に思い描いたものよりはるかに大規模だ。そして、同サービスは単純に1人の人間では管理できない規模に発展してしまった」(同氏)
Arment氏は開発規模を拡大させる代わりに、「ほかのアプリや創造的プロジェクトに挑戦」する道を選んだ。そのため、同氏はInstapaperの管理権をBetaworksに委譲することにした。新興企業への投資と構築を手がけるBetaworksは同アプリの運営を引き継ぎ、開発チームの規模を拡大する。Arment氏は顧問として開発チームに留まる予定だ。
Betaworksは先ごろ、ソーシャルニュースサイト「Digg」を買収している。同サイトにかつての隆盛を取り戻す狙いだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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