ヤマハは4月10日、ICレコーダー「POCKETRACK(ポケットラック)」シリーズに、リニアPCM録音に対応した「POCKETRAK PR7」(PR7)を発表した。オーバーダビング機能やメトロノームを搭載し、音楽用途に最適なレコーダーとしている。発売は5月。店頭想定価格は1万5000円前後になる。
PR7は、新開発のクロス型XYステレオマイクを搭載し、自然な奥行きと定位感のあるステレオサウンドを実現。24bit/96kHzでの録音に対応し、細部まで忠実に記録できるとしている。
録音フォーマットはWAV、MP3。音楽全般に使用できる「OFF」、個人演奏に最適な「NEAR」、フィールドレコーディング用の「FIELD」、バンドや合唱に適した「BAND」など音楽用途に使えるモードに加え、会議や講演会用の「SPEECH」まで5つの録音プリセットを装備。録音を始めたときに最大3秒前から録音できる「プリレコーディング機能」も備え、タイミングを逃し、先頭が切れてしまうというトラブルを防ぐ。
録音済みのファイルに重ねて録画ができる「オーバーダビング(重ね録り)機能」を装備し、楽曲制作にも最適。曲の途中で録音したい部分だけを重ねて録れるパンチイン/パンチアウトも可能だ。
楽器のチューニングやボーカルのピッチを確認できる「チューナ」ー、録音時のガイドリズムとして利用できる「メトロノーム」、速いフレーズの練習や録音内容のクイックチェックに便利な「再生スピード調整機能」など、音楽練習に便利な機能を搭載。本体背面には大容量スピーカを搭載し、ヘッドホンなしでも録音ファイルを確認できる。
サイズは高さ132.1mm×幅46.6mm×奥行き28.7mmで、重量約82g(電池含む)。2Gバイトの内蔵メモリのほか、microSDカードスロットも設ける。電源には単4電池1本を使用。単4アルカリ電池使用時はMP3 64kbpsで約44時間、16bit/44.1kHzのPCMで約29時間30分の連続録音ができる。
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