ティアックと米楽器メーカー大手のGibson Guiterは、3月29日、戦略的資本業務提携契約を締結することに合意したと発表した。ギブソン・グループが、ティアックの普通株式1億5744万7000株の公開買い付けを実施する。これによりギブソン・グループは、ティアックの発行済株式総数の54.4%を取得。ティアックはギブソン・グループ傘下となる。買付金額は48億8250万円。4月1日から21日営業日の間を公開買付期間とする。
ティアックは、オンキヨーと資本業務提携関係にあり、ギブソン・グループは、2012年1月にオンキヨーとの資本業務提携も発表している。今回の合意は、ギブソンが日本市場に本格的に注力し、投資することを意味しているという。
ギブソンの会長兼CEOであるヘンリー・ジャスキヴィッツ氏は「オーディオ業界における世界最高水準の技術および、世界一流の楽器メーカーとその音楽の革新をビジネスにする力を統合するという、未来のビジョンを共有している。ティアックとともに『クール・ジャパン』を力強く支持する」とコメントしている。
なお、ギブソン・グループによる株式取得完了後も、ティアックは東京証券取引所市場第一部上場を維持する。
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