ICT総研は3月26日、「携帯電話の学割サービス利用動向調査」の結果を発表した。携帯電話を持っている学生の65%が学割サービスを利用しているという。
学割利用者シェアは、KDDIが38%でトップ、以降NTTドコモの33.4%、ソフトバンクモバイルの28.5%であった。KDDIは3社で最も早い2000年から学割サービスを提供しており、「学割と言えばKDDI」という認識が浸透していたことが、学割加入者総数が多い要因であると分析している。
学割サービスの利用者がサービスに加入した年度については、2010年以前はNTTドコモが27.1%、KDDIが44.2%であった加入者構成比が、2013年春にはNTTドコモが47.9%、KDDIが29.2%と逆転した。
当初は、学割サービス参入最後発のNTTドコモが苦戦を強いられたものの、累計契約者数の母数の多さに加え、学割の再加入や新規契約時の家族割引適用年数などで他社より優位となり、急激に学割加入者を増やしたと分析した。
一方のKDDIは、2012年2月から提供する固定通信とのセット割引プラン「スマートバリュー」が好調で、ファミリー層を取り込んだため、学割サービスによる加入者が少なくなったと分析している。
調査は3月14~16日、携帯電話を持つ学生本人と携帯電話を持つ学生を子供に持つ親1000人にウェブアンケートで実施した。
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