本棚にある本やCDなどの情報からパスワードなどの機密情報にいたるまで、多くの人と共有する必要はないけれど、自分にとって必要な情報をまとめておきたいケースは意外と多いだろう。そうしたパーソナルな情報を集約できるのが「Memento Database」だ。
このアプリはスマートフォン上で利用できる個人向けのデータベースだ。「本のリスト」「料理のレシピ」など目的に応じたライブラリを作成し、その中にデータを登録しておくことで、後から簡単に情報を引き出せる。
本格的なデータベースとしての機能を備えており、ライブラリに登録できる項目は自身で自由に決めることが可能だ。たとえば本を管理したい場合は、本の名前、著者名、発行日など、レシピであれば料理の名前、材料、調理方法など、入力する項目は目的に応じて追加・削除できる。
ライブラリの項目を自分で決められるのは便利だが、一方で、すべての項目を1つずつ用意するのは非常に面倒なのも事実だ。そこでMemento Databaseには、あらかじめ目的に応じたライブラリのテンプレートが用意されている。また、ユーザーが作成したテンプレートもオンラインで配布されているため、これらを活用すれば、手間をかけることなくライブラリを作成できるだろう。
Memento Databaseはパーソナルデータベースという位置づけであることから、オフラインでの利用が基本となる。たとえば、アカウント情報をまとめていてセキュリティを重視したい場合は、パスワードをかけて管理することも可能だ。一方で、Googleドライブと連携できる機能も備えているため、PCからデータを閲覧したいといったニーズにもしっかり応えてくれる。
すべての項目や説明が英語であるため、日本人にはやや分かりづらいのが難点だが、機能は充実しており、豊富なデータを手軽に管理できることから利便性は非常に高い。ビジネスからプライベートまで、さまざまな場面でデータ管理に困っている人にお勧めしたいアプリだ。
>>「Memento Database」のダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」