台湾の携帯電話メーカーHTCの前に垂れ込めている暗雲はまだ晴れそうにない。
HTCは2月の売り上げが過去3年間で最低の水準となる、前年同月比44%減の113億新台湾ドル(3億8040万米ドル)になったと発表した。前月比でも27%の落ち込みとなっている。
HTCは、ここから巻き返しを図れると考えている。3月末にかけて新たな主力モデル「HTC One」が市場に投入される予定であり、これによって業績はある程度改善されるはずだ。それに加えて、携帯電話ベンダーにとって第1四半期は、追い風が吹く第4四半期の揺り戻しが来るため厳しい時期となるのが一般的である。
残念ながらHTCの2012年第4四半期は好調ではなかったうえ、2013年1月も楽観視できる業績だったとは言えない。今回の発表からも、スマートフォン分野でかつて名をはせていたHTCが、Appleやサムスン電子といった大手競合企業の勢いに押され続け、窮地に立たされている実態がより明確になったと言えるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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