ニコンイメージングジャパンは3月5日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの3機種と、ニコンFXフォーマット対応5倍望遠ズームレンズを発売すると発表した。3月下旬より発売となるCOOLPIXシリーズは「COOLPIX A」「COOLPIX P330」「COOLPIX S3500」の3機種だ。
COOLPIX Aは、同シリーズで初となるニコンDXフォーマットCMOSセンサーを搭載した、有効画素数1616万画素のモデル。専用設計となる焦点距離18.5mm(35mm判換算で28mm相当)、開放F値2.8の新開発広角単焦点NIKKORレンズは7枚羽根虹彩絞りを採用し、美しく自然なボケ味を楽しめるという。
14bit圧縮RAW(NEF形式)による撮影と現像に対応するほか、自由にピント設定ができるマニュアルフォーカスリング、1920×1080/30pのフルHD動画撮影機能なども備えている。上面トップカバーには耐久性の高いマグネシウム合金を採用しており、本体サイズは高さ約64.3mm×幅111.0mm×奥行き40.3mm、重量は約299g。
表示部は3型TFT液晶で、記録媒体はSD/SDHC/SDXCカードに対応する。カラーはブラックとシルバーの2種類から選択できる。オプションとして、光学ファインダー「DF-CP1」(希望小売価格:4万4100円)、アダプターリング 「UR-E24」レンズフード 「HN-CP18」セット(希望小売価格:1万500円)も発売となる。
COOLPIX P330は、2012年3月に発売された小型ワイドズームモデル「COOLPIX P310」の後継機種。開放F値1.8の明るいNIKKORレンズに、大型1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーを新搭載。GPS機能や4つの露出モードを備えるほか、ニコン独自のファイル形式RAW(NRW)への対応、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能に対する「ACTIVE」モードの追加なども特徴となっている。
レンズは広角24mmから望遠120mm相当(35mm判換算)の光学5倍ズームで、撮像素子には有効画素数1219万画素の1/1.7型裏面照射型CMOSセンサーを採用。1080/60iのフルHD動画撮影機能も搭載する。カラーはブラックとホワイトの2種類。そのほか、スマートデバイスと連携可能な別売のワイヤレスモバイルアダプタ「WU-1a」にも対応する。
COOLPIX S3500は、2012年2月に発売されたスリムかつスタイリッシュな「COOLPIX S3300」の後継機種。コンパクトなボディはそのままに、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能を備えた光学7倍ズームのNIKKORレンズや、有効画素数2005万画素の1/2.3型CCDで基本性能を向上させているという。
8種類の演出を備えた「メイクアップ効果」や「クイックエフェクト」などの画像編集機能も搭載している。カラーはストロベリーピンク、クリスタルシルバー、ラズベリーレッド、アプリコットオレンジ、オーキッドパープル、オリエンタルブルーの6種類となっている。
ニコンFXフォーマット対応の望遠レンズとしては、3月14日から「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」が発売される。焦点距離は80~400mmで、クラス最高レベルの高速AFを実現したという。スーパーEDレンズ1枚とEDレンズ4枚を採用した光学設計となっている。
フレアやゴーストを低減するナノクリスタルコート、手ブレ補正効果4.0段(シャッタースピード)の手ブレ補正(VR)機構、静粛なAF撮影ができる超音波モーター(Silent Wave Motor:SWM)も採用している。フォーカスモードは「A/M」(オート優先オートフォーカス)、「M/A」(マニュアル優先オートフォーカス)、「M」(マニュアルフォーカス)の3種類。希望小売価格は32万5500円だ。
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