Twitterが、ソーシャルテレビ分析を手がけるBluefin Labsを買収したとBusiness Insiderが報じている。同社にとってこれまでで最大規模の買収案件だという。
Bluefinは、人々がテレビを視聴しながらソーシャルメディアを利用する方法について、メディア企業の理解を支援することを専門としている。
Business Insiderは以下のように書いている。「Twitterがソーシャルテレビ分野に進出することは、非常に理にかなっている。同社は2012年秋、新しいテレビ部門トップを雇用している。そして、人々がテレビを視聴する行為とそれらの番組についてツイートする行為の間には、強い相関関係がある。米国時間2013年2月3日夜のSuper Bowlを見ればそれが分かる。長時間の停電が発生したおかげで、2013年のSuper Bowlはこれまでに放送された番組の中で最もソーシャルなイベントになった」
Bluefinは現在、同社のウェブサイト上で、3日夜のSuper Bowlに関する報告書を以下のように宣伝している。「広告にとって最も重要なこの日、どのコマーシャルがソーシャルカンバセーションを巻き起こすのに成功し、どのコマーシャルが失敗したのか。われわれの詳細な報告書は、Super Bowlコマーシャルに関するソーシャルカンバセーションを分析している。誰が勝者で、誰が敗者だったのか。そして、その理由は何だったのか」
そうした情報に関して踏み込んだ分析結果を得られることは、間違いなくTwitterにとって有用だろう。なぜなら、Twitterはメディア企業としての側面を強化しようとしており、ブランドやテレビネットワークと密接に連携することで広告収入を増やそうとしているからだ。Bluefinは、「ブランドや代理店、テレビネットワークがテレビ番組およびコマーシャルに関する視聴者のコメントを利用して、洞察力や売り上げ、メディア買収を強化する」方法について一流の分析を提供することで、この分野のリーダーになることを目指してきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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