ドコモ、新動画圧縮方式「HEVC」の復号ソフトを提供

藤井涼 (編集部)2013年02月04日 17時30分
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 NTTドコモは2月4日、動画圧縮方式「HEVC」で圧縮された動画を、モバイル機器やPCで復号できるソフトを国内外の事業者向けに3月中に提供することを発表した。同社によれば、スマートフォンでのフルHD再生に対応したHEVC復号ソフトの提供は世界で初めてとなる。

 HEVCは、MPEG-4 AVC方式の次世代規格となる新動画圧縮方式。MPEG-4 AVCと比較して同品質の動画を約半分のデータ量に圧縮できる。ドコモが提供する復号ソフトでは、HEVCで圧縮された動画をモバイル機器やPCなどの汎用動画プレーヤで再生できるようになるという。

 同ソフトは、スマートフォンでのフルHD再生に対応しており、高効率でHEVC動画を復号するため、遅延やコマ落ちのない滑らかな再生を可能にしているという。またPCでは、フルHDの4倍の解像度に相当する4K(3840×2160ピクセル)動画の実時間再生に対応しているという。

 ドコモは、復号ソフトをライセンス提供することで、幅広い企業によるHEVC方式の導入開発を促進し、スマートフォンやタブレット向けの動画サービスの高画質化や通信ネットワーク負荷の軽減を目指すとしている。また今後は、「dビデオ」や「dアニメストア」など、ドコモの動画サービスにHEVCを取り入れることも検討するとしている。

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