Intelは従来のデスクトップPC向けマザーボード事業から撤退し、モバイル製品にリソースを集中させていくという。
Intelは米国時間1月22日、報道機関向けの資料で「Intelは本日、自社のデスクトップPC向けマザーボード事業を今後3年間で徐々に縮小していくことを社内に通達した」と発表した。
これはいったい何を意味しているのだろうか?Best Buyのような、世界中の量販店に陳列されていたタワー型PCシステムを思い浮かべてほしい。Intelはこういったものから撤退し、ウルトラブックやタブレット、携帯電話といった分野により多くのリソースを投じようとしているわけだ。
同社は「デスクトップPC向けマザーボード事業で20年にわたって培ってきた社内の人材と経験は(中略)新興のフォームファクタに取り組むために振り向けられている」と述べている。
こうしたデザインは主にモバイル機器となるが、Intelは「新興の」デスクトップデザインにも取り組むことになる。ただ、これらのデザインでさえ(Intelの小型PCである「NUC」やオールインワンタイプのPCのように)そのルーツはモバイル分野にある。
デスクトップPC向けマザーボードの開発終了は、2013年夏に予定されているIntelの次世代チップ「Haswell」の市場投入と同時期になるという。同社は「Haswellの市場投入が完了した時点で新たなデスクトップPC向けマザーボードの開発を中止する」と述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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