Kim DotCom氏が新しいサイト「Mega」を立ち上げた。同氏が創立したファイルストレージサイトの「MegaUpload」が、海賊行為を摘発する米国捜査当局によって閉鎖されてからちょうど1年が経つ。
DotCom氏は現地時間1月19日、ツイートで「1年前のこの瞬間に、#Megauploadは米国政府によって破壊された。http://Mega.co.nzへようこそ」と述べた。
同氏はすぐに後続のツイートでサイトの人気を煽るように、「サイトは非常に混雑している。現在、1分ごとに数千のユーザー登録がある」と語った。実際にこの記事の執筆時点で、おそらくトラフィックが重いために、サイトへのアクセスがときどき困難になっている。
DotCom氏は17日、Megaユーザーは50Gバイトの無料ストレージを得られるだけでなく、以前のMegaUploadの有料ユーザーが新しいサイトでも有料サービスを受けられるように同氏の弁護士が取り組んでいると述べた。
Megaは無料ストレージ以外にも、追加のストレージスペースや帯域幅を使用できる3つの有料プランを提供する。暗号化機能があり、「ユーザーのプライバシー保護に役立つ優れたクラウドストレージサービスだ」と説明している。
DotCom氏が以前運営していたサイバーストレージサイトのMegaUploadは2005年にスタートしたが、海賊行為を働くユーザーによる著作権侵害を助長するサービスだとして米国連邦機関から摘発され、閉鎖に追い込まれた。米国当局から「犯罪の疑いがある企業」を運営しているとして訴追されたのを受け、DotCom氏はMegaUploadを復活させる意図はなく、身柄引渡手続きの間は同様のビジネスを立ち上げないと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス