コンピュータ活動家のAaron H. Swartz氏が米国時間1月11日、ニューヨーク市内で自殺した。
MITニュースサイトThe Techが、同氏の叔父と法定代理人の両者の話としてこれを最初に報じた。Swartz氏は26歳だった。
Swartz氏は2011年7月、マサチューセッツ工科大学(MIT)と科学記事や学術論文を保管するJSTORから400万件の文書を盗んだとして逮捕されている。警察当局は、MITにおける関係者以外立ち入り禁止のコンピュータ配線室に押し入り、許可なくネットワークにアクセスしたとして同氏を起訴した。
JSTORは、ダウンロードされたコンテンツには、「同団体のパートナーである各種出版社の学術記事などの発行物からの400万件を超える記事や書評などのコンテンツ」が含まれていたと述べた。
米政府はその後、Swartz氏に対する重罪の罪状数を4件から13件に増やしており、同氏は有罪と認められた場合、最大400万ドルの罰金と50年以上の禁固刑を科されることになっていた。
JSTORは先週、同団体が「450万件以上の記事」を無料で公開する予定であることを発表した。Swartz氏の自殺が報じられるわずか数日前のことである。
Swartz氏は数年前に、自身が創設した企業InfogamiをRedditに売却している。同氏は、SOPA反対運動を積極的に繰り広げた非営利団体Demand Progressの創設者でもあった。
Swartz氏の友であるCory Doctorow氏は12日、Swartz氏が数年間にわたってうつ病を患っていたと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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