foursquareは、より多くのユーザー情報およびデータを1月から公開するにあたり、プライバシーポリシーのアップデートをユーザーに対して通知し始めた。
foursquareは米国時間12月29日夜、ユーザーに宛てた電子メールで、2013年1月28日よりユーザーの「フルネーム」が同チェックインサービスで表示されるようになるとともに、ベニュー(場所)所有者がユーザーのチェックインデータに対してより多くのアクセスを得るようになることを明らかにした。また、同社は、「Privacy 101」と題された文書を公開し、この新しい変更について説明をしている。
同サービスは現在、フルネームを一部で表示しているが、多くの場合において、ユーザーの名前に名字のイニシャルを添える形式で表示している。一方、同サービス上で友人を検索している場合は、フルネームを表示している。
foursquareは同電子メールにおいて、「オリジナル版のfoursquareでは、これらの違いには意味があった」と述べ、「しかし、現在では紛らわしくなっているという電子メールを、われわれは毎日受け取っている」と続けた。
今回のプライバシーポリシーの変更が適用されると、すべてのユーザーに対してフルネームが同サービス上で表示されるようになる。ただし、設定で「フルネーム」を変更することにより、表示される名前の管理は依然可能となる。
また今回のポリシー変更により、ベニュー所有者は、自身のベニューにおけるユーザーチェックインについて、より多くの直近のデータにアクセスできるようになる。foursquareの登録企業が現在アクセスできるのは、3時間以内にチェックインした顧客の情報だ。1月以降は、より多くの直近のチェックインを見ることができるようになる。ただし、foursquareは、どれだけ多くのデータかについては明言を避けた。
foursquareは、「これは、店の経営者が顧客の識別すること、そして、よりパーソナルなサービスや特典を提供することを支援するという部分で非常に役立つ」と述べるとともに、「ただし、多くの企業は、確認のためにログインする時間が1日の業務の最後にしか確保できないという状態にある」と説明している。
「フルネーム」設定と同様に、ユーザーは、自身のチェックイン情報をベニュー所有者が確認することについて、オプトアウトが可能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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