8文字の全パスワードを5時間半で解析するコンピュータクラスタが登場

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 高橋朋子2012年12月11日 10時37分

 パスワード解析を手がけるStricture Consulting Groupの創設者で最高経営責任者(CEO)のJeremi Gosney氏は、AMDのグラフィックスカード「Radeon」を25基搭載したコンピュータクラスタを公開した。このクラスタの処理能力を用いると、「NT LAN Manager(NTLM)」認証に対して毎秒3500億通りのパスワード推測が行える。NTLMは、Microsoftが2003年から「Windows Server」で採用しているセキュリティプロトコルだ。

 このクラスタについてはArs Technicaが最初に報じた。

 Ars Technicaの取材に対し電子メールで声明を寄せたGosney氏は、その中で、Strictureの技術を使えば従来の「約4倍の速さでハッシュ値を攻撃できる」と述べた。同クラスタは総当たり方式を用いて、アルファベット、数字、記号からなるすべての8文字のパスワードを5時間半で推測できる。企業が以前のWindows Server向けパスワードオプションである「LAN Manager(LM)」認証を採用している場合、同クラスタは6分でパスワードを解析できる。

 どうしてそのようなことが可能なのか。Ars Technicaによると、このクラスタは「Virtual OpenCL」プラットフォームを採用しており、それによってGPUに、すべて1台のデスクトップコンピュータ上で稼働していると思わせるのだという。実際のパスワード解析には、フリーのパスワードクラッカー「oclHashcat-plus」を使用している。

 消費者や企業、オンラインサービスにとって、パスワードセキュリティは依然大きな課題となっている。いわゆる「堅牢」なパスワード、すなわち多くの場合、数週間とはいかないまでも数日間は破られなかったようなパスワードも、高度なツールを使用することでますます簡単に解析できるようになっている。つまりは、十分注意して、可能な限り堅牢なパスワードを作成する必要があるということだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]