ソフトバンクモバイルは11月30日、iPadの発売を記念したカウントダウンイベントを、午前8時からソフトバンク銀座店で開催した。ソフトバンクモバイル 代表取締役副社長 兼 COOの宮内謙氏は、イベント後の囲み取材で、KDDIとの差別化やAndroidタブレットとの違いなどについて語った。
少ない。世界的にものすごく売れているから、追いつかないという現状がある。残念ながら、auも同じだと思うが、今日のところは大きな店を中心にしか販売できていない。(並んだ90人に対し)モデルがいろいろあるが、モデルによっては行き渡らないかもしれない。
わからない。Retinaディスプレイモデルはきちんと在庫がある。iPad miniは厳しい。iPhone 5は11月中旬ぐらいから潤沢になり、当日販売もやっている。結局2カ月ぐらいかかった。おそらくそういう意味では、1~2カ月我慢していただいたら、きちんとできるかもしれない。
やっぱり一番大きいのは、僕らはもう3年近くやっていて、いろいろなアプリケーションや使い方を知っているから、お客様へ訴求できるのが1点。皆さんもいろいろな形で調べていると思うが、LTEのネットワークが11月に劇的に改善している。僕自身もあちこち持ってテストしているが、非常に改善している状況。
iPhone 5が出たときの都心部だけはわれわれは残念ながら少し負けていたけれども、すべての都市部、地方にいくと圧倒的にカバー率が大きく改善していると思う。今までどちらかというとauとうちを比較するとネットワークがもうひとつという言い方がされていたが、LTE版についてはわれわれが優位性を保つことができると思っている。
そのほかに、スマホ下取り割りなどアグレッシブな料金プランでの優位性もある。いずれにしても、両者でガーッと頑張ることによって、タブレットマーケットの市場を拡大すると私は思っている。
最初は7インチってどうなんだろうと思っていた。Wi-FiモデルのiPad miniを使ってみて、普通のビジネスにも使っているし、普通に新聞も見ている。そういう意味で言うと、小さいようで結構iPad miniは考えられていると思う。大きさとしては小さいが、Kindleなどの縦長のパターンと違って画面としては結構大きい。iPad miniが、結構たくさん出て行くのではないか。
将来のことは分からないが、今現在では(iPadのほうが)ユーザーインターフェースが全然いい。使われている方は分かると思う。あれぐらいの価格差だと、実はiPadのほうがダントツのマーケットシェアになるんじゃないかなと僕は思う。ただ、将来、2年、3年、これからAndroid陣営もいろいろとやってくるでしょう。今現在は、タブレットは圧倒的にiPadだと感じる。
いまのところ、ソフトバンクモバイルとしては扱っていない。今後のことは分からないが、今はタブレットはiPadにフォーカスして、全勢力を込めて拡販していきたい。
法人は爆発的に売れていて、やっぱりPCの時代からタブレットの時代になってきている。法人という観点から見ると、セキュリティの面、ソフトウェアのコレクションの面でも完璧にiPad。社内のアプリケーションをのせて動かす場合でも、iPadのいろいろなケーススタディを作ってきている。
ペーパーレス化、デジタル情報でコミュニケーションするだけで、実は生産性が一気に上がる。紙でやるということは、紙をコピーして渡すか、紙をくるくる回さないとならない。デジタルデータにした瞬間にコラボレーティブに仕事がボンボンできる。LTEに対応し、言ってみればブロードバンドのモバイルがやってきたことは、革命的。
特にコンピュータをずっとやってきた人間からすると、小さな(タブレットの)中に、昔でいえばミニコン並のパワーが入っているわけですから、あとはネットワークがLTEでブロードバンドにさえなれば、いろんな選択肢が見えてくる。
企業の中はMicrosoft OfficeやWindowsを使っているから、企業向けにはそこそこ頑張られるんじゃなかろうかと思う。インターフェースは僕も触ってみた。そんなことを言うと恐縮だけれども比較して、どうしてもユーザーインターフェースの部分でiPadと比べて差がある。でもこれからいろいろと縮めて来られると思う。
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