インクリメントPは11月19日、iOS向けの地図ナビアプリケーションアプリ「MapFan+(マップファンプラス)」をApp Storeで公開した。iPhoneやiPod touchに加え、iPadにも対応するユニバーサルアプリケーションだ。
MapFan+は、これまで同社が2300円で販売してきた「MapFan for iPhone」の後継アプリという位置付けだ。
オンライン地図の表示や音声ガイド付きナビゲーション、検索、などの基本機能は無料で利用できるようにした。有料オプションチケット(30日:450円、180日:1800円、365日:2950円)を購入すると、オフライン地図のダウンロードやオンデマンドVICS渋滞情報、駐車場満空情報が利用できるようになる。オフライン地図に加え、新たにオンライン地図に対応し、シーンに合わせて切り替えられるハイブリッド型地図アプリケーションとなった。
支払いは、App Storeのアプリ内課金を利用する。オフライン版の地図の更新は年4回を予定しているという。一度ダウンロードした地図はチケットの日数が過ぎてもそのまま利用できるが、新地図に更新する場合は有料会員である必要がある。
これまでのMapFan for iPhoneに対し、ダウンロードに時間がかかる、価格が高い──さまざまな声が寄せられたという。それらに対し、MapFan+は「ユーザーの声を、拾えるだけ拾った」という自信作だ。
最も要望が多かったという、地図の地域分割ダウンロードにも対応。北海道・東北のみ、関東のみ、など必要な地域だけを分割でダウンロードできる。全国一括のみだったこれまでよりも短時間で済むようにした。インストール時に必要な空き容量は、約50Mバイト以上で、Appサイズは約24Mバイト。地図データは平均500Mバイト程度という。
オフライン地図に加え、オンライン地図とのハイブリッド表示対応により、簡単な切り換え操作のみでサーバ上の最新の地図と、非通信時にも地図が表示できるオフライン地図の両方を、シーンに合わせて選んで閲覧できる。
新アプリの公開を記念し、同日から11月26日までの1週間限定、オフライン地図無料体験ダウンロードキャンペーンを実施する。全国の地図データを無料でダウンロードしておけば、圏外や通信がつながりにくい場所でも地図が利用できる。
なお、MapFan+の登場により、MapFan for iPhoneは2013年5月末で販売を終了する予定という。サポートおよびオンライン機能の利用終了は、販売終了から1年後を予定しているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス