中国のスマートフォン市場で、第3四半期に「Android」の優位がさらに強まったことが新たな調査データで明らかになった。
北京を拠点とする調査会社Analysys Internationalによると、中国のスマートフォン市場におけるAndroidの第3四半期のシェアは、第2四半期の83%から増加して90.1%になったという。一方、第2四半期に6%だったAppleの「iOS」は第3四半期に4.2%に下落した。Analysysによると、「Symbian OS」も2.4%に減少したという。
Analysysによるこのレポートは、ニュースサイトのTech in Asiaが最初に伝えた。
中国のスマートフォン市場は急成長している。別の調査会社Canalysが8月に出した報告によると、第2四半期における中国のスマートフォン出荷台数は4200万台を超えた。世界全体のスマートフォン出荷台数は1億5800万台だった。第2四半期の中国におけるスマートフォンベンダーの首位はサムスンで、ZTE、Lenovo、Huawei Technologies(ファーウェイ)がそれに続いている。Appleは大きく引き離されており、出荷台数は第1四半期から37%減少した。
Appleが中国で抱える問題は、一般に「iPhone」が多くのAndroid搭載端末よりはるかに高額であることだ。実際、Tech In Asiaも指摘しているように、iPhoneの平均価格はAndroidスマートフォンの平均価格の3.25倍にもなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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