D2Cは10月18日、スマートフォンとフィーチャーフォンの利用動向調査の結果を発表した。調査によると、スマートフォンユーザーの比率は36.4%で、前回調査(2月)の25.5%から10.9ポイント増加した。
所有パターン別に見ると、「スマートフォンのみ利用」が31.0%(前回調査から12.0ポイント増)、「スマートフォンとフィーチャーフォンを併用」が5.4%(1.1ポイント減)、「フィーチャーフォンのみ利用」が63.6%(10.9ポイント減)となった。
スマートフォンユーザーの性年代構成をみると、女性の比率が42.5%と前回調査から1.8ポイント増加し、中でも「女性30~39歳」が2.7ポイントと最も増加している。職業別では、「専門・大学生」が2.2ポイント、「専業主婦」が1.9ポイント、それぞれ前回調査から増加した。
スマートフォンユーザーに主要サイトのスマートフォンサイトとアプリの利用状況を聞くとGoogleが85.8%と最も高く、続いてYahoo! Japan(76.8%)、通信事業者のポータルサイト(55.1%)、LINE(47.3%)、Twitter(47.3%)、Facebook(46.4%)の順となった。LINEは前回調査では非聴取であったが、今回調査では4位にランキングされ、「1日に10回以上利用する」が9.5%と最も高かった。また通信事業者のポータルサイトが前回調査から6.1ポイント増加した。
スマートフォンユーザーに、PC向けの画面がそのまま表示されるPCサイトと、スマートフォン用に最適化されたスマートフォンサイトを、スマートフォンで閲覧した印象について、それぞれのサイトの参考画像を提示した上で聞いたところ、「情報量が多い」(67.3%)、「必要な情報が揃っている」(60.5%)、「情報が探しやすい」(36.2%)の順で、PCサイトの方があてはまるとした回答者が多かった。
一方、「クリックしやすい」(64.0%)、「見やすい」(59.1%)、「画像が見やすい」(52.5%)の順でスマートフォンサイトの方があてはまるとした回答者が多かった。PCサイトでは、情報に関する満足度が高く、スマートフォンサイトでは、操作性や見やすさといった面で満足度が高い傾向があることがわかった。
スマートフォンでPCサイトを閲覧した際の不満を聞くと、「文字が小さすぎて見にくい」(69.2%)、「指先で画面の拡大・縮小をするのが面倒」(56.1%)、「間違ったところをクリックすることがありストレスを感じる」(52.7%)の順に高い割合となった。一方、「とくに感じることはない」は10.8%で、9割近くが何らかのストレスや不満を感じているという結果となった。
「普段利用しているコミュニケーションツール」「最もよく利用するコミュニケーションツール」をみると、スマートフォンユーザーでは、(Gmailなどの)無料のメール(67.7%)、通信事業者のメール(61.1%)、LINE(37.5%)の順となった。フィーチャーフォンユーザーでは、無料のメール(57.1%)、通信事業者のメール(51.2%)、その他個人のメール(26.5%)となった。
各ツールの利用率をスマートフォンユーザーとフィーチャーフォンユーザーで比較すると、LINEでは35.4ポイント、Facebookでは19.8ポイント、Twitterでは15.1ポイントと、スマートフォンユーザーがフィーチャーフォンユーザーを上回り、総じてスマートフォンユーザーの方が利用率が高い傾向がみられた。
調査は8月31日に、プライベートで使用する携帯電話とPHS(スマートフォン含む)を所有する15~69歳の男女を対象として、ネットによるアンケート調査で実施された。回収サンプル数は3096サンプル(性年代別均等に割付回収)。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス