Twitter、セキュリティ専門家のチャーリー・ミラー氏を採用

Elinor Mills (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年09月15日 10時25分

 Twitterがセキュリティのドリームチームを創設する。「iPhone」や「MacBook Air」のハッキング、「iOS」のセキュリティホールの発見、さらにはNFC搭載の「Android」スマートフォンを乗っ取る方法を考案したことで有名なCharlie Miller氏が来週、Twitterで新たな仕事を始めることになった。

Charlie Miller氏
Charlie Miller氏
提供:Elinor Mills/CNET

 Miller氏は、暗号化技術の専門家であり2011年にTwitterに採用されたMoxie Marlinspike氏とともに新たな業務に取り組む。

 Miller氏は米国時間9月14日午前、「わたしは、17日からTwitterのセキュリティチームで仕事を始める。素晴らしいチームと一緒に仕事をすることを楽しみにしている」とツイートした。

 Miller氏は14日、米CNETに対し、「新たな職務に落ち着くまで、その内容について話すことはできない」と述べた。

 Miller氏は、ノートルダム大学で数学の博士号を取得した後、米国家安全保障局(NSA)の「グローバル・ネットワーク・エクスプロイト・アナリスト」として5年間勤務し、その後は金融サービス企業のほか、Independent Security Evaluators、Accuvantで勤務した経歴を持つ。

 一方で、Miller氏は、ハッキングと侵入テストの腕前で高い評価を得てきた。同氏は長年にわたり、Appleのソフトウエア内部にあるセキュリティ上の問題点を数多く浮き彫りにしてきた。中でももっとも注目を集めたのは、2007年、初代「iPhone」の発売直後にモバイル版「Safari」の脆弱性を発見したことだ。さらに同氏は、セキュリティコンテスト「Pwn2Own」の常連でもある。同コンテストでは、組み込みウェブブラウザのSafariを経由してAppleの「Mac OS X」搭載コンピュータの制御権を奪うことを競う。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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