歩くだけで社会貢献できるiPhoneアプリが刷新--クーポン提供でO2O需要狙う

岩本有平 (編集部)2012年07月26日 19時12分

 ダイマーズラボは7月26日、iPhoneアプリ「CauseWalker」をリニューアルし、新たに「Road+」の名称で提供を開始した。

 Road+は、加速度センサを使った歩数計の機能を備えた寄付アプリ。これまでは、興味を持った社会貢献プロジェクトを選択し、アプリを起動して歩くことで距離に応じたポイントを付与。そのポイントを使って寄付ができるというサービスだった。

 今回のリニューアルでは、あらかじめ設定された距離を歩くことで協賛企業のオンラインギフト券や店舗のクーポン、商品サンプルなどを得ることができる「ギフトイベント」の機能を追加した。「これまでは歩いて得たポイントで寄付ができていたが、それだけでは結局のところ(他人事に対する意味で)『自分事』にはならない。(クーポンなどのリワードが)そのための仕組み」(ダイマーズラボ代表取締役の長野英章氏)

 今回のリニューアルには、企業の社会貢献プロジェクトへの協賛以外での収益の道を探す狙いもあるという。「ユーザーは通勤や帰宅時にサービスを利用している。つまり外に出て店舗にも行く可能性がある。店舗がクーポンを発行することで、O2Oのニーズにも応えられるのでは」(長野氏)

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