comScoreの最新の調査結果によると、米国でフィーチャーフォンからスマートフォンに乗り換えた携帯電話契約者数が全体の半分近くに達しているという。
2012年4月時点で、約1億1000万人の米国人がスマートフォンデバイスを所有していた。これは前年同期比で44%の増加である。具体的には、フィーチャーフォン所有者の47.5%は4月に新しいデバイスを購入したとき、スマートフォンへ移行した。これは前年同期と比べて38%の増加だ。
さらに、古いフィーチャーフォンから別のフィーチャーフォンに乗り換える米国人消費者の数は60.6%から50.7%に縮小した。この下げ幅が9.9ポイントである一方で、スマートフォン所有者数増加の上げ幅は9.5ポイントである。何らかのモバイルデバイスをアップグレードした米国消費者の人数が一致していないのは無視し難いが、少数の消費者が携帯電話を所有することを完全に止めた理由を探るのは面白いかもしれない。
とはいえ、comScoreのモバイル担当シニアバイスプレジデントであるMark Donovan氏は調査報告書の中で、スマートフォン所有は1つの概念を中心とするいくつかの理由から標準になりつつあり、その概念とはお金であると述べた。
消費者に提供されるスマートフォンの増加が価格の低下およびモバイルメディアコンテンツの急増と相まって、スマートフォンの所有がより多くの人にとって可能かつ望ましいことになった。これから1年以内に、スマートフォン所有者がモバイルユーザーの多数派になるとわれわれは予測している。これは、モバイルをめぐる状況の進化を表すだけでなく、これらの強力かつユビキタスなデバイスがより多くの消費者にリーチする新たな機会を開拓する中で、マーケッターにとっての巨大な可能性を浮き彫りにもする節目である。
スマートフォンにアップグレードする消費者の大半は、「Android」に興味を抱いている。スマートフォンを初めて購入する消費者の約5人に3人(61.5%)がAndroidを選択するのに対し、「iPhone」を選んだ消費者は25.2%である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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