Facebookは、ニュースフィードに流れる「Open Graph」アプリからの情報の新しいレイアウトをテスト中だ。そのデザインは、非常に見覚えのあるものだ。実際に、急成長しているPinterestのデザインをそのまま使っているという人もいるだろう。ちなみに、PinterestもFacebookのタイムラインに組み込まれ、新しい姿を見せている。
新しいデザインでは、ニュースフィード内に表示されるアプリからの情報により多くのスペースを割いている。さらに、コメントや「Like(いいね)」、そして独自のインタラクションなどの機能を強調する。例えばこの新デザインでは、Facebookの友達やユーザーがFacebook上でフィードの購読をしている人が、Open Graph対応アプリを利用して1つ以上のアイテムをお気に入りに登録すると、ユーザーはFacebookのストーリー全体ではなく、ストーリー内の個別のものに対してコメントしたり「いいね」を設定できる。
この機能に最初に気付いたInside Facebookは、開発者は、アプリに特有のアクションをニュースフィードで実行することができる、と伝えている。写真にマウスオーバーしてコメントしたり、Facebookを抜けずにアプリ内のアクションを実行できる(アプリにカスタムの「Action Links」が設置されている場合)。例えば、ユーザーが「Foodspotting」というサイトのストーリーをクリックしたら、ユーザーのニュースフィードから直接、食べたいものに「Want」を設定することもでき、さらにコメントや「Like(いいね)」を押したりできる。また写真をクリックすると、サードパーティー製アプリのページやウェブサイトへ遷移する。
ほかの新機能と同様に、Facebookは、今回の機能も限られたユーザーに対してのみ利用できるようにしている。その機能はまだテスト中ということだ。現在のところ、この新デザインは、写真を中心に扱うアプリにのみ利用されている。もう一度言うが、これはただのテストだ。つまりこの微調整が最終的にFacebook全体に向けて公開されることはないかもしれない。
それでも、新デザインの利点は明らかだ。ユーザーは、さらに一層インタラクティブでより視覚的なニュースフィードで利益を得る。開発者は、追加オプションやプロモーション、トラフィックから利益を得る。
筆者は同変更についてFacebookに問い合わせたが、本記事掲載時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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