NTTドコモは7月17日、東京大学医学部附属病院(東大病院)との共同研究で「携帯電話を用いた外来患者受付システム」を開発したことを発表した。外来患者の診察が始まるまでの待ち時間を有効活用し、ストレスの軽減などを図ることを目的としている。
具体的には診察当日、病院から約1.4Km圏内のエリアに患者が入ると、携帯電話の位置情報をもとに受付案内が通知される仕組みとなっている。そのため、携帯電話を使って、病院外から診察を受け付けることができる。
このほか、携帯電話を活用した2型糖尿病患者の自己管理支援システム、遠隔からの心電図診断を可能とするクラウド型モバイル12誘導心電図システム、スマートフォンを利用した個人医療健康情報管理システムといった3つの医療支援システムも開発している。
NTTドコモと東大病院は2009年9月から、社会連携講座「健康空間情報学」を東大病院22世紀医療センター内に開設し、携帯電話などのモバイル情報機器を活用した医療情報環境の構築に関する共同研究を実施している。今回発表した4つの医療支援システムは、その成果の一部という。
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