カプコンのサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」の世界観を再現したエンターテインメント系レストラン「S.T.A.R.S」が、7月13日に渋谷パルコ パート1の7階にオープンした。これを記念した記者発表会が7月12日に開かれ、同作をイメージした料理メニューや最先端の空間演出などが披露された。
バイオハザード CAFE&GRILL「S.T.A.R.S」は、ミリオンセラーとなったサバイバルホラーゲーム「バイオハザード」のコンセプトに基づいたレストラン。シー・ツー・エスが総合プロデュースを担当し、クウジットがプロジェクションマッピングやAR(拡張現実)などを利用した空間演出を担当する。
店内は、ゲームに登場する架空の警察系特殊部隊「S.T.A.R.S」の世界観を表現しており、壁には作中に登場するさまざまな武器やS.T.A.R.S仕様のジャンパー、タイプライターなどが飾られている。また料理も、「B.B.Q.グリル ラクーンスタイル」「調合ハーブのサラダ」「ウェスカー専用アイス」など、バイオハザードをモチーフにしたメニューが盛りだくさんとなっている。
フロア奥のガラスケースにはクリーチャー「タイラント」が捕われており、クウジットの開発した「ロケーション・アンプ」を使って、このタイラントが突如動き出す演出や、タイラントを鎮めるために、接客スタッフの「S.T.A.R.S. ANGELIQUE」ダンスチームがパフォーマンスで立ち向かう演出なども用意されている。
ロケーション・アンプは、クウジットの屋内測位技術「PlaceEngine」や、ARソリューション「Koozyt ARTechnology(KART)」、センシング技術などを組み合わせた空間演出手法。S.T.A.R.Sでは、複数台の超短焦点プロジェクタを使って、映像を立体物に直接投影する「プロジェクションマッピング」が用いられているという。
発表会で挨拶したクウジット代表取締役社長の末吉隆彦氏は、「短焦点のプロジェクタを使って、非常にコンパクトにまとめたプロジェクションマッピングは、こういった常設のレストランでは世界初だと思う。またこのような複雑な造形物、ましてやゾンビに照射するのはプロジェクションマッピングでも世界初では」と胸を張る。
また、バイオハザードシリーズを手がけるカプコン プロデューサーの川田将央氏は、「バイオハザードはどちらかというとホラーテイストで怖いゲームなので、飲食というのは果たしてどうなのかと思ったが、非常に素晴らしい形でのトータルプロデュースができた」とコメント。ダンスパフォーマンスもあり、女性でも楽しめる空間になっていると語った。
発表会には、同レストランの最高司令官を務める格闘家のニコラス・ペタス氏や、接客スタッフのダンス指導を担当するダンスアーティストのTakahiro氏も駆け付けた。ペタス氏は、今後突然S.T.A.R.Sに現れることもあるそうで、来店時に居合わせた客にはサプライズなイベントが待っているという。
S.T.A.R.Sは、7月13日から約1年間の期間限定でオープンし、ここでしか買えない限定アイテムなども販売する。営業時間は、日曜日~木曜日が11時~23時30分、土曜日・祝前日が11時~24時。
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