NECビッグローブ(BIGLOBE)は6月28日、Androidアプリの情報を友達同士で交換できるアプリ「Let's App!(レッツアップ)」の提供を開始した。利用は無料。日本語版のみの提供となるが、今後は英語版についても提供を予定する。
Let's App!は、位置情報をもとにして、同じ場所、同じタイミングでアプリを起動したユーザー同士で、おすすめしたいアプリの概要やダウンロードサイトへのリンクなどの情報を送信しあえるできるアプリ。自分がダウンロードしているアプリのアイコンをフリック操作で相手のスマートフォンに飛ばすように操作すると、相手の画面には、アイコンが次々に飛んでくるように表示される。紹介されたアプリはその後リスト形式で閲覧できる。
また、アプリ概要の紹介ページでは、Facebook上にアプリを紹介する機能も提供するほか、Let's App!をインストールしていない人に対してもアプリの情報を送れるよう、各種コミュニケーションアプリを使ったインテント(共有)も可能だという。
BIGLOBEでは、Androidアプリレビューサイト「andronavi」を運営している。同サイトの月間ユニークユーザーは250万人。「スマートフォンユーザーの増加と合わせて、200万人までは速いペースで突破した」(BIGLOBE andronaviプロジェクト主任の瀬川友輔氏)。だが、同サイトを購読するのは、主にスマートフォンを使いこなすユーザーであり、初心者層にリーチすることは難しかった。
Let's App!で狙うのは、そういった初心者層のユーザーだ。アプリを使いこなす層のユーザーがLet's App!を通じて初心者層にアプリを紹介することで、アプリの利用者層拡大を促す。瀬川氏は「Google Playへの送客が狙い」と語るが、将来的には送客によるアフィリエイトでの収益増も狙う。
また、Let's App!で紹介されたアプリなどは、個人情報と結びつかない形で集計し、andronaviでランキングとして紹介するといったことも検討する。「みんなで本当に盛り上がっているものの指標を作っていける」(瀬川氏)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス