DYNAUDIO JAPAN(ディナウディオ ジャパン)は6月21日、5月に発表したハイエンドワイヤレススピーカ「Xeo(シオ)」の製品説明会を開催した。DYNAUDIOグループCEOのウイルフリート・エーレンホルツ氏が来日し、ワイヤレス性能や高音質再生について解説した。
DYNAUDIOは、デンマークのハイエンドスピーカメーカーだ。1977年の創業以来、ハイエンドスピーカの開発、販売を手がけている。
エーレンホルツ氏は「創業35年というとAVメーカーとしては長い。創立当時のAVメーカーのカタログなどを見ていると80%が今はもうなくなってしまった」と笑いを交えて挨拶した。
Xeoは、トランスミッタとスピーカから構成されるワイヤレススピーカだ。トランスミッタとスピーカ間は2.4GHz帯を用いて通信され、約50mの伝送が可能。1つのトランミッタに対し、3セットのスピーカを接続できるため、リビング、ベッドルームなどでそれぞれのスピーカをワイヤレスで設置できる。
スピーカはブックシェルフ型の「Xeo3」とフロア型の「Xeo5」の2タイプを用意。いずれもトゥイータとウーファを内蔵している。
トランスミッタ部は、USB、ステレオミニ、光デジタル、RCA端子を備え、PC、テレビ、オーディオシステム、iPod、iPhoneと多彩な機器との接続が可能。16bit/48kHzのCD音質を送信でき、最大24bit/48kHzまでサポートする。
トランスミッタ、左右スピーカはそれぞれ電源が必要になるが、電源の入ったPCにUSB接続した場合はUSB経由で電力が供給される。接続されたオーディオ機器のオン、オフに合わせてスピーカ側の電源もオン、オフする連動機能も備える。
エーレンホルツ氏は「Xeoはワイヤレスでハイエンドな音質を実現するスピーカ。製品化できたのは長年のサウンドクオリティへの取り組みと10年前から手がけてきたDSP開発技術があったからこそ。ワイヤレスは音が悪いというイメージを覆す製品だ」と開発の背景を話す。
また若年層を中心にPCやiPhoneといったデジタル機器が視聴プレーヤーになっている件に関しては「今まで以上に音楽ファンなのかもしれない。その世代に向けてもXeoは、ワイヤレス、簡単設定という特長をいかし、受け入れられるものと思っている」とした。
Xeoは3月から欧州向けに出荷を開始しており、日本での発売は2012年秋を予定。価格はXeo3が15万円前後、Xeoが27万円前後になる見込み。それぞれスピーカとリモコンのみのオプション製品も用意するが、そちらの販売価格はセット価格よりも1~2万円程度安くなるとしている。
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