スマホ内の写真や動画をDropboxと同期できる「Dropin」

アプリ名:Dropin(Ver.1.0.4)
金額:無料(2012年6月12日時点)
カテゴリ:ツール
開発:Ondra Zahradnik
使用端末:Xperia acro HD IS12S
おすすめ度:★★★☆☆

 「Dropin」は、Android端末内の写真・動画ファイルをDropboxと同期してくれるアプリだ。撮影した写真や動画のファイルを自動的にDropboxにアップロードしてくれるので、手作業でコピーする手間が省け、Dropboxと連携するPCや別のデバイスからの参照が容易になる。

キャプション
ホーム画面。Dropboxのアカウントを登録するだけで利用できる。同期対象フォルダを指定する必要すらない。なおDropbox側からAndroidデバイスにダウンロードする機能は今後対応する予定とされている

 初期設定は、Dropboxアカウントを登録するだけ。このアプリは、Android端末内のあちこちにちらばっている画像ファイルや動画ファイルをピックアップし、階層構造を無視して共通のフォルダ(写真はPhotosフォルダ、動画はVideosフォルダ)に根こそぎアップロードする仕組みになっている。そのため類似アプリのように、まず最初に同期対象となるフォルダを指定という作業を必要としない。この簡単さが、本アプリの大きな売りだ。

 フォルダを問わず同期することから、例えば新しくインストールしたカメラアプリの保存場所が既定のフォルダでなかった場合もきちんと同期できる一方、端末にプリインストールされている壁紙など、本来不要なファイルまで同期してしまう。これらを除外するための設定は将来的には実装が予告されているが、現時点では実装されていないため、やや不自由ではある。

 また、同期したDropbox側でファイルを削除しても、Android端末側にファイルが残っていれば、次回の同期時に同じファイルが再びアップロードされるので、ファイルを完全に削除したければアップロード後にAndroid端末側でファイルを削除したのち、Dropbox側でも削除するという二段階の手間を踏む必要がある。結果として、壁紙などはAndroid端末から完全消去しない限り何度でもアップロードされるので、ストレスになることもしばしばだ。

 と、挙動のロジックについてはやや不明瞭なところがあったり、除外設定など当たり前の機能が実装されていないハンデもあるのだが、同期対象フォルダを指定せずに導入後すぐに使い始められるのは、同等アプリと比べた際の大きなアドバンテージだと言える。Wi-Fi接続時のみ同期したり、同期対象から写真と動画の一方を外すといった基本的なオプションは用意されているので、まずは写真のみ、動画のみといった具合に用途を絞って試してみて、自分の使い方に合うか確認してみるとよさそうだ。

  • 設定項目も非常に少なく、同期タイミングをWi-Fi接続時に限定するチェックボックス以外は、保存先のフォルダ名を設定できるだけ

  • 階層構造を無視して写真はPhotos、動画はMoviesというフォルダにアップロードされる。フォルダ名は変更できるが、階層構造に従ってアップロードするといったことはできない

  • この手のアプリにしては珍しく、同期間隔を手動で設定できない。ちなみに手動で同期を実行するメニューは用意されている

>>「Dropin」のダウンロードはこちらから

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