ペンタックスリコーイメージングは5月29日、防塵防滴構造の小型軽量ボディを採用したミドルクラスのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-30」を近日発売すると発表した。
K-30は、小型軽量ボディに防塵防滴構造や視野率約100%のガラスプリズムファインダを備えたミドルクラスのデジタル一眼レフカメラだ。デザイン面では、ホールド性の高いグリップや機能性重視のスポーティーな外観を採用。機能については、最高で秒間約6コマの高速連続撮影、1/6000秒の高速シャッター、瞬時に設定変更ができるダブル電子ダイヤルなどで速写性を向上させている。
撮像素子には、有効画素数約1628万画素の23.7mm×15.7mmサイズCMOSセンサを採用。ISO感度は標準でISO100~12800(1EV、1/2EV、1/3EVステップ)、カスタム設定で拡張ISO100~25600まで使用できる。液晶サイズは3.0型、記録媒体はSD/SDHC/SDXCメモリカード、AFには新開発モジュール「SAFOX IXi+」を用いている。
ホットシューや操作部材を除くサイズは高さ96.5mm×幅128.5mm×奥行き71.5mm、重量は専用電池とSDカード込みで約650g、本体のみで約590g。カラーバリエーションはクリスタルホワイト、クリスタルブルー、ブラックの3種類だ。
ラインアップと市場想定価格は、ベーシックな「PENTAX K-30 キット」が8万円程度、「PENTAX K-30 レンズキット(smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6AL付)」が9万円程度、「PENTAX K-30 ダブルズームキット(smc PENTAX-DA L 18-55mmF3.5-5.6 AL、smc PENTAX-DA L 55-300mmF4-5.8 ED付)」が11万円程度、「PENTAX K-30 18-135WRキット(smc PENTAX-DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR付)」が12万円程度となっている。
今回は、PENTAX K-30のオーダーカラー受注サービスもスタートする。このサービスは、3種類のレギュラーカラーに加え、15種類のカラーバリエーションを受注販売方式で提供するというもの。
選べるカラーは、光沢塗装がクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルボルドー、クリスタルグリーン、クリスタルシルバー、クリスタルイエロー、クリスタルオレンジの7種類。マット(つや消し)塗装がシルキーホワイト、シルキーブルー、シルキーレッド、シルキーボルドー、シルキーグリーン、シルキーシルバー、シルキーイエロー、シルキーオレンジの8種類だ。受注から最短約2週間で注文した取扱店へ出荷され、初回出荷はレギュラーカラー発売日の約2週間後を予定しているという。
Kマウントデジタル一眼カメラ用の単焦点交換レンズ「smc PENTAX-DA 50mmF1.8」も7月下旬から発売される。こちらは35mm判換算で76.5mm相当の画角が得られる中望遠レンズで、明るい開放F値と円形絞りを採用。柔らかく美しいボケ味を再現し、ポートレートやスナップなどに適しているという。
レンズ構成は5群6枚で、最小絞りはF22、絞り羽根枚数は7枚。最短撮影距離は0.45m、フィルタ径は52mmとなっている。サイズは最大径63.0mm×長さ38.5mmで、重量は約122g。市場想定価格は2万円台半ばになる見込みだ。
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