ウェブページのスクロールショットが撮れるiPhoneアプリ「Web Scroll Capture」

 「Web Scroll Capture」は、ウェブサイトの画面のキャプチャを撮ることができるアプリだ。iPhone標準の「電源ボタン+ホームボタン」でのキャプチャと異なり、ウェブページの上から下までのスクロールショットを1回の操作で撮れるのがメリットだ。

  • 起動直後の画面。説明は英語だが特に迷うことはないだろう

 使い方は簡単で、まず対象サイトのURLを本アプリのアドレス欄に貼り付けてページを表示させ、「CAPTURE」をタップ。表示される選択肢から「Photos」を選べば、スクロールショットが取得されてフォトロールに保存される。完了したことを知らせるメッセージが表示されるので、あとはフォトロールを開いて正しく保存されているか確認すればよい。このほか、メールに直接添付することも可能だ。

 1回の操作でスクロールショットを撮ることができるので、プレゼン資料などでサイトの全容がわかる画像が必要な場合も、画像編集アプリでキャプチャ画像をつぎはぎする必要がない。一方、同種のアプリである「WebCollector」が原寸大(幅640ピクセル相当)で撮影されるのと違い、本アプリでは幅320ピクセル相当に縮小されてしまうので、オリジナルとまったく同じサイズが必要な場合はニーズには合致しない。

 とはいえ、原寸大のスクロールショットともなるとサイズ・容量がかなり肥大することも多いため、実用的なサイズに自動縮小してくれる本アプリのほうが使い勝手がよいと考える人も多いだろう。WebCollectorと違って無料版ながら広告表示がないこともメリットと言えそうだ。

 画像サイズが選べない点はマイナスだが、スマホに最適化されていないPC向けサイトをキャプチャした場合の挙動など、「WebCollector」で意図通り動作しないページが本アプリでは正常にキャプチャできるケースもあるので、機能的には一長一短といったところ。ケースバイケースで使い分けるとよさそうだ。

  • まずはキャプチャを取得したいサイトのURLをペーストする。ブックマークから自動的に読みこむような機能はない

  • ページが表示された。下段のツールバーを除けばSafariなどで表示している状態との差はない

  • 「CAPTURE」ボタンをタップすると、カメラロールに保存するか、メールに添付するかを尋ねられる。Twitterなどへ投稿する機能はない

  • 「Photos」を選択したところ、カメラロールへの保存が完了した旨表示された。縦に長いページは取得にやや時間がかかる場合もある

  • 実際に取得した画像。ページ幅はオリジナルの640ピクセルではなく、320ピクセルへと縮小される。ただしPC版のサイトを表示した場合など、必ずしもこの幅ではない場合もあったりと、ページにも依存するようだ

  • オプションでは、スクロールせずにファーストビューのみの画像を撮る設定もあるが、あまりニーズはないだろう

>>「Web Scroll Capture」のダウンロードはこちらから

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