VOYAGE GROUPは4月19日、Android向けアプリのレコメンドアプリ「appmom」の登録ユーザー1500人を対象にした「Androidアプリ利用動向調査」の結果を発表した。
appmomの「インストールランキング」を、2011年12月~2012年3月の期間でGoogle Playの「人気ランキング」と比較したところ、同じアプリが双方のランキングにランクインしている割合は45%で、Google Playで1~4位のアプリが、appmomでは2~5位にランクインしていることが分かった。
一方で、Google Playの上位20位の45%がゲーム系だったのに対し、appmomの上位20位ではゲーム系はわずか5%となるなど、より実用的で、比較的長期間活用できるアプリが多くランクインした。
appmomのインストールランキングとアンインストールランキングの比較では、インストールランキングで2位、4位、9位にランクインした定番アプリとして有名なSNS系やファストフード系が、アンインストールランキングでも3位、4位、6位にランクインしたのをはじめ、インストールランキング上位20位のアプリのうち30%が、アンインストールランキング上位20位にもランクインした。
アンインストールランキングでは、ゲーム系やネタ系が30%を占めた。ランキング上位のアプリはインストールされやすいが、実際に利用してみると必要がなかったり、すぐに飽きてしまったりとアンインストールもされやすい傾向があると分析している。
端末にあるアプリ(保有アプリ)と実行中のアプリ(起動アプリ)を比較すると、保有ランキングで1位のアプリが起動ランキングでは378位となるなど、多くのユーザーが持っているアプリが実際に多くのユーザーに利用されているアプリではないことが明らかになった。
Android端末を2009年から使用開始した3年目のユーザーと2012年から使用開始した1~2カ月目のユーザーの保有アプリを比較すると、使用期間に応じて、プリインストールされたアプリの保有数は徐々に減少し、実際に必要なアプリを選別し、個人に最適化していくことが分かった。平日と休日の起動数を比較すると、平日休日ともに起動順位上位15位のうちSNS系が30%を占め、ニュース系は休日にのみランクインしていることが分かった。
保有アプリトップ30のランキングで最も顕著に違いが出たのが40代男性管理職と20代女性事務職だ。40代男性管理職は実用的なアプリが多く、特に交通系や地図系など、移動に伴うアプリを多く保有しており、20代女性事務職はグルメやショッピング、健康など、エンタメ系アプリを多く保有していることがわかった。世代や性別、職種によって、アプリの保有状況も大きく変化すると分析している。
計測は、インストールアプリとアンインストールアプリについては2011年12月16日~2012年3月16日に、保有アプリと起動アプリについては2011年5月29日~2012年3月16日に行われている。
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