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Twitterが“匿名”を重視する理由--米CEOコストロ氏Q&A

藤井涼 (編集部)2012年04月16日 16時02分
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 Twitterは4月16日、プレス向けイベント「#FlywithTwitter」を開催。3度目の来日となる同社CEOのディック・コストロ氏によって、世界におけるTwitterの利用状況や、同社の今後のビジョンなどが語られた。

 また、プレゼンテーションの最後には、今後搭載される予定の新機能として、自身がフォローしていないアカウントの情報でも、その人にとって関連性の高い情報であれば表示する機能や、特定のイベントや出来事に関するツイートをより多くの人と共有するための機能などが紹介された。

以下は、プレゼンテーション後の質疑応答の内容だ。

--自身がフォローしていないアカウントの情報も表示するという新機能の詳細は

 新たなTwitterのページには、「ディスカバー」というタブが追加される。このディスカバーというハッシュタグを使うことで、自身がフォローをしていないアカウントからも、自分に対してパーソナライズされた関連性のある情報を発見できる。

--特定のイベントや出来事の情報を広く共有するための新機能について

 たとえばメディアからの写真や動画をTwitterの前面に表示させる。さらにそれらのイベントや出来事に関して権威を持つ人たちのアカウント、たとえばサッカーの試合であればその両チームに所属する選手たちのツイートなどが、まず表示されるようになる。

 さまざまな人々のツイートをランダムに流すのではなく、権威のある情報を前面に表示することで、さらにリッチな体験につなげることができる。そしてハッシュタグを使って検索しなくても、それらの情報を一元化された場所で見られるように、そのイベントに関するディスティネーションページも用意していく。


米Twitter CEO ディック・コストロ氏

--Twitter上で発生するデマ情報や炎上など“マイナス面”については

 18カ月前にも同じ質問を受けている。ある国の独裁者がTwitterを使って情報を発信している、そのことについてどう思うかと意見を求められたが、私の答えは今日もその時も同じだ。より善意を持っている人が、多くいればいるほど、そういった嘘の情報はTwitter上から一掃できる。

 またTwitterに載っている情報はすべて公にさらされている情報であり、そこに秘密の情報はない。すべての情報は検索可能であり、誰でも参照可能な情報となっている。そのような意味からもTwitterが犯罪の温床になることはないだろう。ただし、今後も私どもは、政府や当局と協力することによって、もしそのようなことがあっても、すぐにそれを検知できるように努めていきたいと考えている。

--日本や世界における“ライフライン”としてのTwitterの強化について。古川元久内閣府特命担当大臣とも会談するそうだが

 今日明日と、日本では古川大臣とお話をさせていただき、日本のTwitterチームとも話をしていく。そうすることで、3月11日の震災時に、どのようにTwitterが使われたのかを正しく理解できると思っている。それを踏まえて、今後ライフラインとしての機能をいかに強化できるのかを日本のチームと協議したい。まだ、機能強化について具体的な案があるわけではない。もしかすると既存の機能をうまく活用することで、ライフラインにも対応できるかもしれない。

--政府の意向によりTwitterが利用できない国もある

 世界を見回すと国によっては、政府によってTwitterがブロックされていることもある。それでも、たとえば中国などではTwitterを使う方法を見つけている国もある。私どもは常にTwitterがもたらす価値についてコミットしている。そして、その中の1つとして、政治に対する言論というのも重要な価値だと思っている。

 もしある国においてTwitterを使えたとしても、ある人が政治に対して何か反論した場合、その人の発言が抑えられてしまったり、罪に問われてしまうことがあればそれは問題になってしまう。もしユーザーが自身の本名で登録していると、そういったことが起こりうるだろう。

 しかしTwitterでは、これまでもニックネームでも発言できる場を提供してきた。なぜならば、政治的言論というのは私たちにとってはとても重要だからだ。私たちは今後もニックネームで登録し、発言できる環境を提供し続けていく。また、ある国でビジネスを行えないがために、これまで提示してきた価値観を譲歩したり、諦めたりすることはないだろう。

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