フラッタースケープは4月9日、招待制ECサイト「MONOCO」の運営を開始した。
MONOCOはさまざまなデザイナーの雑貨を、数量限定で最大70%割引の価格で販売するECサイト。利用は無料だが、既存ユーザーなどからの招待を受けないと利用できない。
ユーザーには、「グリーン」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4つのグレードを用意。友人の招待人数にあわせてグレードが上がり、セール開始時の優先招待や商品券などを提供する仕組みをとる。これが奏功したこともあり、1月のプレローンチ時は1週間で5000人のユーザーを集めたという。
商品を提供するデザイナーも実際に会って交渉し、約200社をそろえた。1デザイナーあたり10種類程度の商品をラインアップ。既製の商品のほか、MONOCOオリジナルの商品やいわゆる「別注品」のようなカスタム商品も用意していく。「マスに受けているモノは売らない。『あったらいいな』というモノを提案していく。人間はいいモノに囲まれて生活したいはず。MONOCOはある意味、新しいエンターテインメントになる」(フラッタースケープ代表取締役の柿山丈博氏)
価格帯はサービス開始当初は5000円前後のものを中心にする。商品は3日ほどの期間に限定して販売する。また、今後販売予定の商品もサイトに掲載していくことで、ユーザーの購買意欲を高める。さらに商品の情報やその感想をTwitterやFacebookに投稿できるようにし、ソーシャルメディアを通じたサービスの認知向上を狙う。
フラッタースケープは、2010年5月の設立。当時学生だった柿山氏は、学生向けビジネスコンテストを契機にネットプライスグループのインターンに参加。そこで在日外国人と海外在住者をマッチングするCtoCマーケットプレイス「FlutterScape」を立ち上げ、現取締役のAri Awan氏とともに同社をスピンアウトした。
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