SketchTimeは、文字や絵を手書きできるアプリだ。画面を拡大したり縮小表示したりできるため、細かい描写も可能だ。ペンはノーマルなペンとマーカーの2種類。色は20色と少ないため高度なペイントアプリに比べると物足りないが、iPhoneで手で自由に描画できるアプリは少ないため、貴重な存在と言える。iPhoneとiPadの両方で使えるユニバーサルアプリだ。
ページを新規作成すると、白い画用紙のような質感のページが作成される。ペンの種類は画面上部で、ペンの色と太さは画面下部で選択する。ペン先の形状も、カーブまたはスクエアから選択できる。たとえば、ペンのペン先はカーブ型、マーカーのペン先はスクエア型を選択すると、現実の道具に近い感覚を得られるだろう。操作を元に戻す機能のほか、消しゴム機能も備わっている。消しゴムの太さはペンと同様に選択できる。使い方はSketchTimeの起動直後にイラストで表示されるので、一通り目を通しておくとスムーズに使い始められる。
画面を2本の指でピンチイン/ピンチアウトすることで、キャンバスを拡大したり縮小したりできる。画面内を移動するには、2本指で画面に触れて動かす。この時、先に1本の指が画面に触れてしまうと、描画(または消しゴム)操作となってしまうので注意が必要だ。スタイラスの方がきれいに描けるかと思って何本か試してみたが、SketchTimeの場合は指で描いた方がきれいだと感じた。特にiPhoneの小さな画面では、スタイラスよりも指の方が向いているようだ。
「Gallery」では、他のページに移動することができる。ちょっと面白い機能として、ギャラリーでノートを1枚表示した状態で画面左下の再生ボタンをタップすると、自分の描いた線が描いた順番で再生されるというのがある。アプリ内のみでしか再生できないため使い道は限定されるだろうが、ちょっとした説明書きやアイデアの行く先を見せると意外な反応が得られるかもしれない。また、写真を背景に取り込む機能があるため、写真にメモを加えたり、図を描いたノートを新しいノートに取り込んで文字を追加したりでき、工夫次第で使い道が広がる。テキストを入力するよりも、サッと描いた方が早い場面は多くある。アイデア帳やちょっとしたメモとして活躍するだろう。
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