クーポン共同購入市場:3月はポンパレが首位獲得、18億円を販売

 共同購入クーポンの検索サービス「クーポンJP」を運営するシープジェイピーは、独自に集計した3月の共同購入クーポン市場動向を発表した。3月のクーポン販売総額は、前月比9%増の36億9492万8177円となった。

 ポンパレが月間販売総額18億1124万5579円となり、シープジェイピーの調査で初めて1位を獲得した。ポンパレの3月実績は、2011年6月にGROUPONが記録した16億5223万2306円を1億5000万円以上も上回り、歴代月間販売総額としても記録を塗り替えた。

 3月の売れ筋ランキングは、販売金額首位の勢いそのままにポンパレがベスト10をほぼ独占する形となった。10位以内のクーポンのカテゴリはすべて通販かトラベルのクーポンで、販売単価が比較的高めのものが並んだ。

 3月の集客系クーポンは、GROUPONの「エルパカオンラインギフト券1000円分→500円」(10位圏外)以外に目立つものは見られなかったと言う。ポンパレも派手なキャンペーンを打たず、メルマガ登録者に購入ギフト券をプレゼントするなどの地道な手法に終始した。

 GROUPONは3月16日から販売枚数の表記を、実数から「○○枚以上」という、米GROUPONが展開しているような概数の表記方式に変更した。販売終了後の販売数公表も同時に取りやめている。3月末現在、世界42エリアで展開しているGROUPONのうち、この表記方式になっているのは米国と日本の2エリアだけだが、そのほかのエリアでも追随すると予想される。

 上限枚数の公表や最低成立枚数の設定はかなり以前に廃止されたが、今回の販売枚数の表記変更も相まって「画面をリロードする度に販売数が増えていく」「売り切れそうだから今すぐ買う」といった、共同購入クーポン特有の高揚感が減退することにならないか懸念されるとしている。

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