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NTT西、Hulu対応STB「光BOX+」でビジネスチャンスの拡大狙う

佐藤和也 (編集部)2012年03月21日 20時00分
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 NTT西日本は3月21日、セットトップボックス「光BOX+」を3月22日から販売することを発表した。オンライン動画配信サービス「Hulu」を運営するフールージャパンと協業することで、Huluが配信する映像も視聴できる。光BOX+は9240円にて西日本エリアで販売される。

キャプション 「光BOX+」とリモコン
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 「光BOX+」はOSにAndroidを採用したセットトップボックスで、HDMIケーブルでテレビに接続して利用する。主なアプリケーションとして動画チャンネルを用意しており、ネット上にあふれる動画コンテンツを自動取得してテレビ向けに整理、リモコン操作で気軽に利用できるようにしている。取得する動画はYouTubeの公式チャンネルで、スタート時には7ジャンル30チャンネルほどに分類される予定だ。チャンネルは今後、状況を見て増やしていくという。

キャプション メニュー画面
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 またこの動画チャンネルとは別に、協業による映像サービスの提供も行う。今回発表された「Hulu」のほかにも、NTTぷららの「ひかりTV」なども提供予定となっており、それらのサービスの会員となればさまざまな映像コンテンツが視聴可能となる。

 ほかにも、提携したニュースサイトからの最新ニュースが表示されるニュースチャンネルが用意され、BGMとして「radiko」のラジオ音声を流すことが可能。メディア共有機能や印刷機能も搭載している。

 NTT西日本代表取締役副社長の村尾和俊氏は、「(フレッツ)光だけではビジネスチャンスが限られる。光からスマートフォン、そしてテレビにも広げていきたい」とコメント。光BOX+を発表した背景には、700万ユーザーを擁するフレッツ光の加入者増加に力強さが無くなってきたことに加え、スマートフォンの勢いとインターネット対応のスマートテレビがあるという。

 NTT西日本とフールージャパンの協業は、マルチデバイスによる新たな視聴体験を提供する目的で締結された。日本における「Hulu」は2011年9月よりスタートし、月額1480円で動画が見放題というサービスを行っている。人気映画などの豊富な映像コンテンツのほか、マルチデバイスかつデバイス間のシームレス視聴も特徴としている。

 NTT西日本がイメージする利用シーンとしては、外出先などではタブレットなどでフレッツスポットによりHuluを楽しみ、途中で見るのをやめても家に帰ってからは、フレッツ光による「光BOX+」にて大画面で視聴できるとともに、続きから再生するスタイルをイメージしている。

 Huluの対応デバイスについては、サービス当初からPCやスマートフォン、タブレットのほか、後にPS3やXbox 360のゲーム機でも見られるようになり拡大している。テレビに関してもスタート時から対応しているが、徐々に増えているものの一部のメーカーや上位機種に限られているという。

 フールージャパン日本代表代行のジェイソン・リーキーナン氏は、今回の協業により新たなデバイスが増えたことを歓迎。特にネット対応テレビを所有していない方には朗報とし「より多くの方々がテレビ画面でHuluをご覧いただけることを喜ばしく思います」と語った。またフールージャパンでコンテンツ&アライアンス本部長を務める長澤一史氏は、対応デバイスを拡大していく中でPS3に対応した際には利用者が大きく伸びたが、それでもテレビでの視聴者が限られているという。また利用者は最初シングルデバイスで視聴するが、徐々に多様なデバイスで視聴するようになる傾向があるという。「そういうなかで、いかにテレビ画面で多くの方にHuluを見てもらえるかは課題としてあった」と協業にいたる経緯を語った。

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