「Network Pro」は、ネットワークの状態を調べるツールをひとまとめにした、ネットワーク管理者のための統合アプリだ。アイコンをタップするだけで、LAN内のPCのスキャンやTRACEROUTE、ポートスキャンなどの機能をすばやく使うことができる。
ホーム画面には5つのアイコンが並んでいる。「LAN Scan」「Trace Route」「Port Scan」「Wake On LAN」「Subnet Calculator」の5つだ。iPhoneでLANに接続し、これらのツールを適宜利用することで、LAN内の機器の状態などをすばやくチェックできるというわけだ。メニューはすべて英語だが、ネットワーク管理者にとっては一般的な用語ばかりで、特にわかりづらいということはない。
また、家庭内で複数のネットワーク機器を管理している場合も重宝する。具体的には、特定のPCがLANに接続できているかを調べたり、具体的なIPアドレスをチェックしたりといった用途だ。今回は試用していないが、Wake On LANパケットの送出も行えるので、Wake On LAN対応機器がLAN上にある場合、iPhoneから手軽に起動させることができる。
ネットワーク管理まわりの機能を単体で提供しているツールは数多いが、本アプリは統合ツールとしてさまざまな機能がそろっていることが特長だ。価格こそ600円と同種のアプリの中では高額な部類に入るが、どうせなら本アプリを買っておいたほうがさまざまな用途に使える、という考え方もあるだろう。
iPhoneのUDID(Unique Device Identifier)が表示できるというのも、付加価値の一つといえるかもしれない。動作も安定しており、ネットワーク管理者から家庭内でLANを管理するユーザまで、幅広くオススメできるツールだ。
>>Network Proのダウンロードはこちらから
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス