KDDIと沖縄セルラーは3月1日、月額390円の定額制で500本以上のアプリやクーポン、オンラインストレージ、セキュリティサービスなどを利用できる「auスマートパス」を提供開始した。同日には、原宿のKDDI デザイニングスタジオでサービス開始を記念したイベントが開催され、KDDI代表取締役執行役員専務の高橋誠氏と、タレントの剛力彩芽さんが登場。auのCMにも起用されている剛力さんが同スタジオの1日館長に就任した。
auスマートパスでは、「モンスターハンターDynamic Hunting」などの限定ゲームや便利ツール、学習など、auが厳選した500本以上のアプリを好きなだけ利用できる。アプリには通常価格4800円の「ジーニアス英和・和英辞典」や2500円の「大辞林」なども含まれているという。また、ローソンやニッセンオンライン、ピザハットなどの割引クーポンも利用できる。
さらに、クラウドストレージ「au Cloud」に画像や動画を10Gバイトまでバックアップできる「Photo Album」や、トレンドマイクロのセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター モバイル for auスマートパス」のアンチウイルス機能を提供。個別サービスへの専用サポート窓口も開設する。高橋氏は「今回はスマートフォンだけだが、将来的には(auスマートパスを)タブレット、PC、スマートテレビなどでも使えるようにしたい」と意気込む。
アプリプロバイダがauスマートパスに参加するメリットについては、「月額390円であれば1~2万人からレベニューシェアしても原資が少ない。そこをKDDIがリスクをとって400万人のユーザーが利用していることを前提としてレベニューシェアする。そうすることで上位のアプリプロバイダにはかなりいいレベニューが入る」(高橋氏)とコメント。同社が想定する400万ユーザーを1年~1年半で獲得したいとした。
またアプリ本数については、レベニューシェアの金額を考慮し、数を増やしていくのではなく定期的に入れ替える形で500本前後を維持したいという。順位については、アプリのダウンロード数やユーザーの利用頻度などによって決めていきたいとした。
auスマートパスの開始にあわせて、ソーシャルアドレス帳アプリ「Friends Note」に「auスマートパス連携機能」を実装。auスマートパスのアプリ取り放題コーナーに、友人や知人がおすすめするアプリが表示されるほか、Photo AlbumをFriends Noteのアカウント連携先に追加し、auスマートフォンで撮影した写真をau Cloudにアップロードしたり閲覧できるようになった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス