グリーは2月24日、SNS「GREE」で提供するソーシャルゲームの禁止行為の監視を強化し、ユーザーを被害から守るための施策を3月より導入すると発表した。また、ユーザーのプレイ環境の健全性を促進させるために、業界各社・団体と連携するとしている。
グリーが提供するソーシャルゲーム「探検ドリランド」で、ゲーム内アイテム(カード)を不正に複製できるバグが発見され、希少価値の高い“レアカード”が「Yahoo!オークション」などに相次いで出品された。これを受け、グリーではカードを交換できるトレード機能を一時停止。不正行為を行ったユーザーには、アカウント停止を含めた厳格な対応を行う可能性があるとの声明を発表していた。
同社はこれまでにも、24時間365日のサイトパトロール体制で、違法行為を含む悪質な利用規約違反や禁止行為について対処してきた。今後は、こうした取り組みに加え、以下の施策を実施していく。
(1)「GREE」の各ゲーム内での禁止行為の検知機能を強化独自の検知システムを活用することで各ゲーム内での不正検知・トラッキング機能を強化し、アイテムの取得、交換などにおける禁止行為を特定、そのユーザーに対する警告、行為の排除を迅速に行う。
(2)ゲームの安全な利用を脅かす行為への、業界各社・団体と連携した対処業界各社・団体と連携して詳細な調査を行い、禁止行為をGREE外から助長する事業者や個人へ厳格に対処する。
(3)被害申告受付の専用窓口を設置GREEにおいて専用窓口を設置し、悪質行為や被害申告の受付を開始する。
(4)ユーザーへの啓発、注意喚起に関するページを開設GREEにおいて、利用規約違反および禁止行為の根絶を目的とする特設ページを開設し、ユーザーへ啓発、注意喚起を図り、トラブルや危険性を回避するための情報提供を行う。
なお、GREEでソーシャルアプリを提供する以下のパートナー企業が、今回の取り組みについて賛同の意思を表明している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス