キヤノン、御手洗会長が社長を兼務へ--中期経営計画の推進のため

冨田秀継 (編集部)2012年01月30日 17時51分

 キヤノンは1月30日、代表取締役会長兼CEOの御手洗冨士夫氏が社長を兼務することを発表した。3月29日に就任する予定。御手洗氏は1995年に6代目の社長に就任、2006年に代表取締役会長、日本経済団体連合会(経団連)の2代目会長に就任していた。

 同社では異動の理由について、中期経営計画の目標達成のためとしている。現代表取締役社長兼COOの内田恒二氏は相談役に退く。

御手洗冨士夫氏(2005年10月、Canon EXPOで)
御手洗冨士夫氏(2005年10月、Canon EXPOで)

 2011年を起点とする中期経営計画「グローバル優良企業グループ構想フェーズIV(2011~2015)」では「“Aiming for the Summit”~Speed & Sound Growth~」をスローガンに、主力事業での圧倒的な世界一の実現と関連事業の拡大、新事業であるメディカル(医療)および産業機器の強化、生産拠点をはじめとする生産体制の最適化、新興国や資源国を中心としたグローバルでの販売力強化など、6つの柱に注力している。

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