trippieaceは1月20日、MOVIDAから500万円の資金調達を実施したと発表した。
trippieceはユーザーが立案した旅行の企画をほかのユーザーと共有し、共感した別のユーザーとともに実現させるサービス「trippiece」を運営している。ユーザー数は現在5000人超、これまで30企画が実現しており、2月には旅行企画成立額2000万円を達成する見込みだという。
trippieaceの設立は2011年3月。代表取締役の石田言行氏は現在22歳で中央大学の4年生だ。以前にNPOを立ち上げ、世界中の子供にカメラを手渡し、さまざまな問題などを写真に撮り、発信していくといったことを行っていたという。その中でスタディツアーのニーズがあり、自身も興味を持ったことからtrippieaceの事業化を考えた。「旅行と言えば、パッケージツアーかチケットだけを取るというのがほとんど。旅自体をみんなで作っていくことができてればおもしろいと思っていた。ソーシャルメディアを生かしてそんなサービスを作りたい」(石田氏)
trippieaceには現在、ユーザーが立案した旅行企画のほか、trippieaceが立案した旅行企画も並ぶ。trippieaceが企画する旅行では、同社が旅行代理店とプランについて調整する。企画の段階である程度の旅行参加者が見込めるため、団体割引同様に通常のパッケージよりも比較的安価になるという。2月25日催行予定の「マチュピチュ・ウユニ塩湖の絶景を観に行こう!」というツアーは、振り込み時期にもよるが38万円(学生価格は35万円)で参加できる。市場価格では50万円程度になるという。ユーザーには、20代女性も多い。「1人で行くのは不安がある、かといってツアーでは行けないような旅にも利用できるのでは」(石田氏)
また今春にも、ユーザーが立案した旅行企画を旅行代理店がパッケージ化するような仕組みを用意するという。
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