ディー・エヌ・エー(DeNA)のプロ野球参入が決定した。12月1日9時から開催された12球団代表者の臨時実行委員会で参入に必要となる4分の3以上の同意が認められ、同日14時から開催された12球団オーナー会議でも承認を得た。これにより「横浜DeNAベイスターズ」が誕生することになる。
既報の通り、DeNAは横浜ベイスターズを買収し、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)への加盟を申請すると発表していた。
これまでDeNAの運営するモバイル向けソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Mobage」の健全性に問題があるとして参入を反対する球団もあったが、最終的に実行委員会やオーナー会議で認められたかたちとなる。
今回の最終承認により、DeNAが東京放送ホールディングスとBS-TBSから横浜ベイスターズの発行済株式の66.92%を取得する条件が整った。DeNAによる株式取得の実行日は2011年12月2日を予定している。また、ゼネラルマネージャー(GM)や監督の人選などチームづくりの準備を進め、決まり次第発表するとしている。
オーナー会議後開催された会見で、DeNA代表取締役社長の守安功氏は「今回いろいろな話があったが、全体としては“ウェルカム”と言われたという認識。12球団の仲間に入れて頂いたので、仲間の皆さんと球界全体を盛り上げていきたい」とコメントした。
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